「僕は」から始まるタイトルシリーズの予定です。
現在連載中の「僕は高柔の下で下級文官をしています。 ―お久しぶりです。鈴木です。―」の次の作品は「左慈」を題材にした作品を予定しています。
この作品は「僕は」シリーズ以外に今後連載してく別のシリーズとも関係する作品の1作目でもあります。
【左慈】
後漢末期の方士。廬江の人。若いころから神仙の道を学び、変幻の術に通じていたと伝えられる。
正史『三国志』には伝がなく、本文の注に引かれた曹植の『弁道論』に、曹操が招き集めた方士の一人として名が見える。まとまった逸話が記されているのは『後漢書』方術列伝で、曹操の宴の席で銅の盤の水から松江の鱸を釣り上げ、遠く蜀の生姜を取り寄せてみせた話が載る。曹操に命を狙われると壁の中に消え、市で捕らえようとすると、町じゅうの人がみな左慈と同じ姿になり、羊の群れに紛れたまま行方をくらましたという。
葛洪の『神仙伝』にも登場する。葛洪の『抱朴子』では、仙薬の秘法を葛玄に授けた人物とされ、その術は葛玄から鄭隠、さらに葛洪へと伝えられたという。
小説『三国志演義』では第六十八回に登場する。片目で足が不自由、白い藤の冠に青い衣という姿で魏王曹操の前に現れ、献上品の柑子の中身を空にし、鱸を釣り、生姜を取り寄せる。さらに曹操に「位を劉備に譲れ」と迫って投獄されるが、何日も飲まず食わずで平然とし、処刑の場では羊の群れに紛れて消える。この一件のあと、曹操は病に伏したと描かれる。