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人見知りと人から逃げたくなる話。もしくはレビューと自主企画のお礼。

最近、職場に来るコンサルの二人組が嫌いだ。
爽やかだし、仕事のためとはいえ、やたら仲良くなろうとしてくる。あと、声がデカい。体育会系だ。大変イヤだ。
そして、僕は人見知りなので、できるだけ人とは距離を取りたいと思っている。
何なら、「私も人見知りなんだよ~」とか言って共感してくるお前も嫌いだ。
こうなってくると、僕は何だかお終いな気もしてくる。

と、いう訳で仕事で受けたストレスと色んなものから逃げたくなる逃避欲を創作に昇華するためにパソコンに齧りついています。

まず、大変素敵なレビューを頂きました。
お仕事中の情シスさんからです。

↓出オチ感に惑わされるな! 奥深いものを感じずにはいられない褌ドラマ
https://kakuyomu.jp/works/822139836680311722/reviews/822139837133977319

僕は、文学が大変嫌いです。
よく分からないし、表立って「文学やってます」と公言するとよく分からない顔をされるからです。「すごい!」とか言われたとしても、その言葉は大概話を早く切り上げる為の言葉だったりします。実際、文学やってる人でもなにやってるか分からないんじゃないでしょうか。僕が先ほど共感してくるあなたが嫌いだと言ったのも、「僕が分かってないのにお前が分かるわけねえだろ!」と思うからです。分かった時点でお前は嘘つきです。
と、すると、このレビューは分からない限界をちゃんと攻めてくれています。

>出オチ感あるしょうもなさとは正反対の、重く太い、確かなものを感じさせる堂々とした、確かな満足感であると自信を持って言えます。

対比です。何か分かりやすいものがあって、その反対側に言葉に出来ないけれど存在を感じ取れる何かがある。これが、ぎりぎりを攻めるということです。
凄く正直で、僕は涙が出ました。ありがとうございます。

今日のコンサルとの世間話ではっきりしました。
僕は、いつの間にか孤独な道を随分と進んでいると。
ただ、幸いなことに僕の周りには共感しないまでもそれぞれの孤独を抱えながら自分の足で人生を歩いている先輩や仲間がいます。これは大変心強い。ありがとうございます。

次に、現在開催中の自主企画です。

↓【短編募集】性格が悪い作品が読みたい。【ヒューマンドラマ】
https://kakuyomu.jp/user_events/822139837085899137

思ったよりたくさん作品が来ました。一応全部に目を通して、コメントできそうならさせてもらっています。
流石にYouTubeに誘導したり、カルトっぽい作品、明らかにテーマに沿っていない作品は除外させてもらってます。ごめんなさい。
「性格の悪い作品」というふんわりしたテーマでありながら、ど真ん中を突いてくださる作品もいくつかありました。
現在、特に印象に残った作品は以下で、レビューも書いています。

↓消えた夏の日(宵宮祀花さん)
https://kakuyomu.jp/works/16818093092505451175

物語の核には、子どもの頃よくいた知的障害の子が出てきます。
そして、その子どもと関わるクラスメイトが出てきます。
で、結論からいうと誰も悪くないんです。それなのに、歯車がかみ合わなくなって誰かが犠牲になります。そして、思ってはいけませんが、一番弱い子が犠牲になるのが、丸く収まるように見えます。実際には丸く収めたことにしているだけで、人間の弱さが書かれています。
この作品には、そう思わせてしまう性格の悪さがあります。

これは別にファンタジーじゃありません。そして、実際に向き合っている人が日本に大勢います。
この、どうしようもない現実を突きつけられている感じが、大変心に刺さりました。

と、いう訳で絶賛企画開催中ですので、月末まで、皆さんの素晴らしい作品をどしどしくださいませ!

2件のコメント

  • すまん。
    私も外面は陽キャだ……。(笑)
  • にわさん!

    まあ、仕事していく上で陽キャの方が楽なんでしょうがないですよ。
    僕がわがままなだけなんです。叫びたい。
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