タイラダでん

何番煎じかわからないと思いつつ、ふと書きたくなったので書きました。

魔王は、突如として勇者に斃された。 混乱の残る中、魔王城にて少年勇者と出会った魔将・マナイアレストは、不運にも反逆者の汚名を着せられ逃亡者となる。 しかしその原因は、死した魔王が…

ある日突然、「物の輪郭線を剥がす」異能に目覚めた会社員の主人公は、とりあえず公共物を壊したり他人の金品を奪ったりと自堕落な暮らしを始める。やがて、同じような特殊な技能に目覚めた人…

中国地方随一の歓楽都市、ヒロシマ県ヒロシマ市は、部活動と称して極道活動を行う女子高生ヤクザ『こくどう』達が支配する街となっていた。 　東京からやってきた孤独な少女・上島安奈と、か…

上下（かみしも）峠にあるマンションに、娘とともに引っ越してきた鴉白切華（あじろきりか）は毎晩悪夢にうなされていた 髪の毛が抜け、巨大な芋虫を吐き出す夢から覚めたとて、現実も明るく…

復讐は無意味でした。たとえ親類縁者すべてが惨たらしく殺されていようと。 ※作者は『サユリ』が好きです。『呪怨』制作陣を心から尊敬しています。 それだけは誓って事実です。

「私が『中の人』をやっているVTuber、音夢崎すやりを自律AI化して下さい――私が、自律AIに全てを託して、自殺できるように」 AI学の准教授・思態感惑（おもわざかんわく）の…

◆都市伝説の異界駅で巻き起こるデスゲーム！◆ 女子大生の水田は、五十嵐と名乗る謎の男とともに、脱出不能の異界駅『きさらぎ駅』にとらわれてしまう。 しかも、そこには「一定時間ごと…

『うぞのしにこ』と読む。 この文字列を、人間、動物、無機物、現象などの名前に採用すると、壊滅的な被害が出る。 ■ 2024年8月。一般販売書籍名に『右園死児報告』を確認。 9月…

理論上怖いものと怖いものを足すとさらに怖くなるので 八尺様にくねくねを装備させました。

夜の帳に、廃墟の影に、誰も知らない闇の中に息づく、人命を脅かす異形の神〈卑神〉。 卑神に襲われた少女・御崎叶は、卑神となることで人々を守る青年・十津川九朗と、彼と行動を共にする仮…

ブラックサンダーを買い、ラーメン屋を襲う

異世界へ行くのは人間だけじゃない。 見ると７日後に死ぬビデオテープが、関わると死ぬ家が、藁人形が、女子供を殺す呪物の箱が異世界へ流れ着いた時。巻き起こるのは新たな惨禍。 もう異世…

昔、よくささくれができていた「私」の話。KAC2024の参加作、またしても滑り込みです。

親友の姫ちゃんと私は、火星旅行に行った。その、帰り道。

だがし屋で買ったばかりの、うさぎの姉妹のわたがしが忽然と消えてしまった。ジャンガリアンハムスターのロルフくんがその謎に立ち向かおうとする、のだけど。5分で読める超短編。

「[第3期] 同題異話SR -December- 『見上げれば降るかもしれない』」と「執筆用BGM統一企画　　ビートルズを聴きながら書いた話」と「【三題噺 #46】「鏡」「龍」「…

嫁と姑がなんか戦う話です。「毎日ご飯作るのって大変だよね」という気持ちを込めて書きました。

小説を書き始めたのって、どうしてですか、と問われて書いたもの。

「【父性小説大賞】」によせて書きました。だいぶ迷走しました。

塚本が告白すると、付き添いの友達がバラバラの肉吹雪になった！ 彼は告白に生贄が必要な異常体質だったのだ。その告白に生き残った友人、木戸は塚本に別のアプローチを勧める。 その提案は…

角川武蔵野文学賞によせて書きました。ファンタジーなのでライトノベル部門にしましたが、素養がないのでラノベっぽくないかもしれません。

『死別ブロマンスを書いてほしい』によせて書きました。二作目です。坊っちゃんと使用人の話。

「第六回こむら川小説大賞」のボツネタです。うんこ注意です。

★カドコミにてコミカライズ連載開始★ カドコミで『Q eND A』のコミカライズ版の連載が開始されました！ https://comic-walker.com/detail/KC…

連載を始めたくなったので見切り発車で始めてみました。見切り発車なので、タイトル等後々変更するかもしれません。よろしくお願いします。 曰くつきの生家から逃げた人たちと、逃げずに残っ…

2022年9月頃に「第一回先行小説杯」によせて書きかけたものの、なんか違うなと思ってやめたものです。

ド田舎暮らしの少年「諏訪原篤」は、なんかあるとすぐ切腹しようとするあまりにも頭が残念な高校生。しかし彼はただのボンクラのアホではなかった。バス停の超常的エネルギー（ゾウリムシ三百…

お父さんが頑張って頑張る話です。

先般見切り発車で連載を開始し、なんとか完結させることができた『みんなこわい話が大すき』ですが、見切り発車だったため完結までに何度も方向転換をしていました。「実は元々こうするつもり…

※書籍版発売中です※ https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000942/ ※一応シリーズ化してます※ https://kakuyom…

終列車の座席で目覚めると、他の乗客たちが顔を覗き込んでいる。 皆、「ここがどこなのかわからない」と言う。 外は漆黒の闇、なにも見えない。 やがて電車は、どこかへと到着し──

孤独とは天狗の持つ唯一の武器だ。 ある日、天狗の遥が訪ねた旧友は、もう天狗をやめてしまっていた。 人間に戻った彼の町に巣食う怪異。 天狗はどうしたって怪異と相容れない。もともと…

幽霊は死んだからと言って完全に消えてしまうわけではありません。 人間が死んで死体を残すように、幽霊も死体を残すのです。

小池さんは一日中ラーメンを食っているか、ラーメンを罵っている。

ラーメンブログ文体でしか感想を書けないオタが、鬼滅の刃の映画レビューを書いたら、という創作落語です。

S級パーティを円満追放されることになった俺は漂着神コラーボの導きによって、送別会を限定ダンジョン【すたみな太郎】で行うことになったが、完全に油断していたS級パーティは10分で全滅…

見舞いに行った帰り道だ。 わたしと従兄弟とクラスメイトと、バスに置いて行かれて三人で夏の空の下にいる。

賢くてエキセントリックな彼女と過ごす午後。 大人になれなかった弟や妹のこと。あらかじめ決められた運命のこと。そして、晴れた日に傘を選ぶようなこと。

フリーライターの守屋はある特殊な趣味をもつ伊勢という男を取材する。その趣味からは想像できない伊勢のおだやかな人間性に徐々に好意を抱いていく守屋であったが……。 アングラの周縁の…

　ファンタジー戦記ノベル『かそけき彼の地のエリクシル』の主人公、フィン・インぺトゥス。 　世紀末ギャグ格闘マンガ『もひかん☆えくすぷろーど』の主人公、黒神烈火。 　スチームパンク…

雪に閉ざされた黒神山地には雪の下に生える"発狂人参"がある。氷温で凝縮され滋養強壮に富むその人参は地元の人参マタギを活気づけてきた。ひとクチかじれば元気いっぱい健康家族！

これはtwitter上で展開された企画（継続中）、「#YYYYYファンアートキャンペーン」のリワードとして、ファンアートを提供してくれた方による以下のリクエストに応じて書いた短編…

我々の知る歴史と少し違う地球。ポストによるアポカリプス──ポストカリプスが起こった後の世界を舞台にボーイミーツガールしたりバトルしたり。 襲い来るメーラーデーモン！　モヒカン！　…

主人公の「僕」は、最低のタイミングで大学の後輩だったミシマと久々に再開する。 小説作法でいうところの、延々と色を重ねて塗ってゆくようにして書きました。

彼女の行動の中には、いつだって常に“マナー”がある。 エレガント、と呼ぶにはいささか血と暴力に彩られすぎた暗い路地裏を、今日も彼女は往く。 “掃除屋”メアリ・ハニカムウォーカー…

柳生十兵衛がやって来る！ヤァ！ヤァ！ヤァ！の元ネタです 本作は様々な作品からのパロディ・オマージュ・引用を大量に含んでいます。 フェアさ＋解説のために、そのあたりの出典をイチイチ…