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偶然の一致

 拙作『侍ウーマン』の主人公、中沢累は江戸時代前期に実在した女剣士佐々木累からインスピレーションを得たキャラクターです。累という名前はもちろんそこからとりましたが、中沢という姓の方はなんとなくつけた感じです。

 以前書いた小説『なかしま君となかじまさん』の最後に『なかさわ君となかざわさん』というのが出てきますが、なんとなくその名前が頭に残っていたのかなとも思います。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/294618272/587955715

 そうして最近もう一人有名な女剣士の存在を知りました。江戸時代後期に生まれた中沢琴です。佐々木累と同じく男装していたらしいですが、佐々木累が婿をとって家を再興させたのに対して、中沢琴の方は自分より強い者と結婚すると決めていて、結局現れなかったために生涯を独身で過ごしたそうです。ドラマや創作物で取り上げられることもあるくらい有名らしいですが、お恥ずかしながら自分には全くの初耳な名前でした。

 今書いている中沢累はまさにこの二人を足して二で割ったような設定です。偶然にしては出来過ぎているなと思いました。何かに呼ばれたのかもしれません。

 余りに衝撃的な偶然なので、小説の方にもあとがきという形で加筆しました。確率的にはあり得ない話だと思います。世の中で起こることは何かしらの意味があるんでしょう。それが何なのかが楽しみなような怖いような……。

 画像は昨日友人と飲みにいった店での一品です。ものすごくおしゃんてぃでお客さんは女性ばっかりです。おっさん二人組にはややアウェー感がありました^^;。

2件のコメント

  • 興味深いお話ですね! 歴史に呼ばれたのか、みたいな。これはワクワクします。

    おっちゃん二人がおしゃれな居酒屋もあり寄りのありですよ。若い女性がおっちゃんたちに混じって立ち飲み屋という図だってあるんですから (*´∇`*)
  • そうですか?で、あればなし寄りのありという事にしておきます^^。

    不思議な話ですよね。人類の共通意識みたいなものの存在がありそうな気がしているので、それに導かれたのかもしれません。
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