※日々、思考が朦朧としている。
1151:【つめたい】
つめがあまーい! あむあむ、いくひしです。聞いてください、いくひし爪が割れました。自転車の懐中電灯、なんかまた途中で切れたので、えいえいってゆびで何度もスイッチをカチカチやったら、なんか爪割れた。はぁー? おまえなにかってに欠けとんねん。いくひしブルブル震えながら訴えたよね。親指の爪の二十分の一くらい。血とか滲んだけど、でもギリギリ爪が剥がれた、って言わずに済むくらいのレベル。いくひしさん、小心者なので、血とか見ると、あーしぬ! しぬしぬ!しんじゃうー!って取り乱しちゃうけど、かっこわるいからなんとか平静を装う。脳内じゃ、しぬー!しぬー!ブラックジャック―!って騒いでるけど、見た目はしゃららんって涼しい顔してる。そうそう、思いだしたけど、半年に一回とか一年に一回なんだけど、足の小指の爪が脱皮する。いくひしだけなのかな、みんなある? ない? ないかぁ。痛くないんだよね。パカって蓋がとれました、みたいな剥け方する。外してみると、うっすら爪が新しく生えてんの。ある? ない? やっぱないかぁ。小指だけ脱皮する能力を手にしたのかもしれん。いくひし、小指だけ脱皮する系に進化した。ぴろろーんつって、すげくない? で、せっかく爪が欠けたのでね、引きちぎったその欠片を口に含んでモグモグした。ちたない? でもよく言うじゃん。つめが甘いって。ほんとかなーって思って。食べてみた。もぐもぐ。甘くない。ぜんぜんこれっぽっちも甘くない。うそじゃん。爪、甘くないじゃん。なんの味もしない。かたい。食べれたもんじゃない。喉とか傷つきそうだったから、ぺっ、ってした。え? 爪じゃない? 詰め? あー、そっちー? しらなかったー。あばばばー。あ、そういやさいきん昼間、あったくない? 梅とか咲きはじめた? まだ? まだなの? じゃあ言えないじゃん。梅がやばーいって締めようと思ってたのに、言えないじゃん。どうでもいい? なにそれ、なんかつめたくない? つめたいよ。冬とか関係なく、あなたの態度、なんかつめたい。いくひしの真似? なにそれどういう意味。爪がないから、爪がイタい? ぜんぜん韻踏めてないじゃん、ただの親父ギャグじゃん、そんなんだから言われんだよ、詰めが甘いってさ。なに。黙んないでよなんか言ってよ。ふんふん。うっせー! おやすみーーー!!!
1152:【なんかもう】
赤ちゃんがいて、それを育てる人がいて、支えてくれる友人たちがいて、ときおり赤ちゃんの面倒を看てくれる少年少女がいて、みんなで赤ちゃんをかわいいかわいいって(もちろんたいへんなんだけど)可愛がるだけの、物語にもならない、日常の一断片を切り取った話でよくない? 赤ちゃんを、子犬とか子猫とか、ドラゴンの赤ちゃんとか、魔物とか、そういうのに置き換えても可。ひとはみな(というか、いくひしが)癒されたいのだ。
1153:【なるほろ】
じぶんが癒されたいから、可愛がる。けっこうな狂気だな。癒されなくなったらどうなるのかを考えたくない。
1154:【逆行】
スマホがなくなっても公衆電話が復活することはない。「1150」ではそのように述べたが、物AI(IoT)が普及し、生体認証技術が発展すれば、人々は端末を携帯する必要がなくなる。街中のあらゆるディスプレイが端末の代わりになり、また、あらゆる衣服、装飾品、電子機器がネットへの入り口となる。公衆電話は復活しないが、総じての公共物が端末代わりになる未来はやってくるかもしれない。ブロックチェーンと生体認証技術の融合には着目しておくとおもしろい。
1155:【ようやく】
2018年3月、いまようやく「AIが仕事を淘汰するかも」という話題が若い世代に浸透しはじめている。いっぽうで、「AIが発達してもそれを使いこなす人間が成熟しないことには、それをフォローするための職員が必要になるので、あと二十年はいまの職種が淘汰されることはない、作業効率はあがるだろうけどね」という認識には至っていないようだ。仮に汎用性AI、いわゆるつよいAIが開発されたとしても、膨大な電力を消費するだろうから、一般への実用化には程遠い(だから人間にしかできない仕事や、人間相手の仕事は当分のあいだAIに代替されることはない。ひるがえっては、大きな組織はそれをいち早く設備として取り入れられる。個人と企業とのあいだの優位性はますます広がっていくだろう)。それよりもよわいAIの発達によって、個人の情報処理能力は飛躍的に向上するので、働き方の多様性と統合が進むだろう。同じ仕事内容でも、働く時間や、場所、扱う情報量や仕事量などが人によって異なり、また業種を跨いで、マルチタスクに仕事をする人間が重宝されるようになっていく(というよりも、業種がどんどん統合されていくので、必然、マルチタスクに仕事をせざるを得なくなっていく)。世界的に、技術者が徐々に経営者にちかしいポストにつくことが多くなっていく。すると話の通じない部下は採用されにくくなるので、世界的にプログラム言語や工学用語が第二の共通語となっていくだろう。言語を理解できる者と、できない者とのあいだに、格差が生じるが、いまよりかはずっと不平等さを感じることはなくなる。資産の多寡で貧富が決まるわけではないからだ。アスリートが富を築いても文句を言う者はいまの世のなかであっても稀である。機械を構築したりメンテナンスをしない層の、ただ作業をする労働者の多くは、よわいAIを通じて自身の生活を管理し、同時にそれら情報端末を通じて、企業はよりピンポイントで個人の行動パターンを把握できるようになる。大衆はよわいAIを使いこなすじぶんに満足しながら、そのAIを介してより自然に操作されるようになる。不満を生じさせず、大衆を管理する。よりよい未来はあと三十年後にはやってくるだろう。否、もうすでにその未来へと足を踏み入れている可能性についてはときおり考えを、或いはその疑いを、巡らせておくのが好ましい。
1156:【かふぇおれ】
かふぇー? かふぇかふぇ! オレ! いくひし! よろしくな! はい、ばかばか。ちがう、ちがうくてね、いくひしそんなじゃない。あのですね、ここ数日カフェオレにはまってて。カフェオレっていうか、コーヒー牛乳? なにがちがうの? よくわかんないんだけど、紙パックの1000ミリリットル入ってるやつ。ひゃく~?にじゅう円くらい? そんなで、安いのにうまいし、きもち、きもちね、インスタントコーヒーより目が覚める。眠気どこいった?ってなる。ほんと。眠気ちゃんも眠気ちゃんのほうでね、え、ここどこ?ってなってると思う。ペンギンとかいたりしてね。いくひしウソつかない。インディアンやないかーいって、差別用語だっけインディアンって? 忘れたけど。しってる? いーんでぃあん、ウソつかない、って歌うように言うの。誰のギャグかはしらんけど。あったの。むかし。やっべ、まんちゃんの歳バレる、十代じゃないってバレちゃう、やっべ。まーね、いくひしの年齢なんかどうだっていいっす。いくひしのことなんてどうだっていいっす。カフェオレですよね。いくひし好きなアイスあって、グリコのパピコ。ふたつに割れて、なんかお得だよね。とくにパピコのカフェオレ味がすきなんだーって言おうと思ってたのに、いま調べたら「チョココーヒー味」だった。ちゃうやん。カフェオレちゃうやん。おーまーえー!!! ずっとだましとったんか、いくひしのこと、ずっと、えー、だっていくひしおまえのことカフェオレだとおもってたのにー!!!って叫んでもご近所めいわくですからね、うーって足ばたばたしてこらえる。足のゆびとかぶつけてもだえる。大天使の名前はミカエル、に祈っても見返りはすべて金に換える豪快なきみに会えるのはたいへん命がけでほぼすべての未来で息絶える。ヨーヨー、カフェ、カフェ、オレオレ、カフェオレオレ。オレは即興使え、いいプロットも出し、丸そうなヤツはだいたいモブだし、省いてる文字はだいたい「そ」だし、裏の文字揃え見てきたこの倍、元がいい知的な脳をもろ刃に、因果抜きに語れない押韻はおろそかに、文字と母音のハーモニィ、ミルクとコーヒーのハーモニィ。でもパピコはチョコとコーヒーで、はぁ、もーむりぃ。パピコ、カフェオレじゃないんだって。そっか。誤解してたよ、おまえ、チョコとコーヒーの子どもだったか。カフェとオレではなかったか。そっかそっか。なんか急に、ちゅぱへんざー、みたいなのが混ざったけど、なんだったんだろ。えー、こわぁ。で、いまなにともなしにカフェオレの紙パック眺めてたんだけど、「カフェ オ・レ」になってんの。カフェオレってカフェオレじゃないの? しらんかったー。ぜんぜんオレじゃないじゃんね。ダメじゃん。ツンタカタッタ、ツンタカタッタ、オーレー! のオレと同じなのかな? わからんけど。オチねーなー、なかなか。きょうはダメな日だ。カフェオレであけおめ、くらいしか思いつかん。待てそれ、ってなるよね。自棄これ?って感じか。もういいか。あきらめよ。負けおれ。はい。ばいちゃー。
1157:【ふーん】
ウェブメディアで稼げる時代は終わりつつある。導火線としての意味合いで活用されるようになるからだ。まずはウェブ上でシェアを拡げ、物理市場へと需要者を誘導する。このビジネススタイルが主流になっていく。ウェブ上でシェアを広げるには無料であることが前提になっていく。気持ちよく課金させるためにも、まずは無料なのだ。課金で儲けられるコンテンツは限られる。上位シェア群に入れるならば問題はないが、このさき、市場競争はますます熾烈を極める(AIの自動翻訳技術が向上すれば、海外のトップメディアがシェアを奪うことを目指して参入してくる。海外と国内での情報の差が明確になれば、国内向けに装飾された情報のメッキが剥がれ落ちることになる。そうなればこれまで築きあげてきた国内向けのコンテンツ加工技術はいちど瓦解するだろう)。パイはほとんど独占されると考えたほうがいい。だとすれば、いかにウェブ上のシェアを物理市場へと落としこむかが収益拡大の分水嶺になっていく。物を売るために、イベントを開き、イベントを開くために、スポンサーを募る。スポンサーを募るためには、ウェブ上で宣伝に値する集客がなければならない。そのため余計に無料で多機能なサービスが充実していく。この循環に個人事業主はもうついていけない。企業同士の潰しあいがすでにはじまりつつある。重要なのは、ただ潰しておしまいにしないことだ。可能なかぎり、奪ったシェアは、コンテンツの共有と引き換えに分配すべきである。質はむろんのこと、手駒の数が物をいうようになっていく。質を決めるのは企業ではない。市場を形成する無数の需要者たちである。ビッグデータ解析によって、需要者の嗜好性・PV数・消化率など、多角的に分析が可能となる。ニッチな需要にどれだけ応えられるかがこれからの五年の勝負どころとなるだろう。個人事業主にできることはすくない。これからはますます企業に太刀打ちできなくなっていく。まずはじぶんの戦える場を見極めることである(どちらかと言えば、戦わずに済む場所を見つけるほうが有利に働く)。
1158:【いんふるえんさー】
SNS上で宣伝効果の高いアカウント主をインフルエンサーと呼ぶ。一般にはフォロワー数の多いアカウントを差すが、本質はむしろ、宣伝をそれを必要とする潜在的需要者に届けられるか否かにある。フォロワー数が少なくとも、任意のコミュニティを形成し、かつ情報拡散能力のあるアカウントならば充分にインフルエンサーとして抜擢できる。たとえばスケボーでトップクラスの実力を持っている、しかし世間からすれば一般人の枠を出ない若者がいるとすれば、そういった方向にシェアを拡げたい企業にとってはそうした若者を広告塔に立てたほうが遥かに効率的にシェアを拡げられる。もしそこでフォロワー数が多いだけの、スケボーとは関係のないアカウント主を起用したところで、需要拡大には繋がらないだろう。むしろ、まずはカリスマ(先導者)を仕立て上げ、そのカリスマの知名度をあげるために、そうしたフォロワー数の多い「拡声器」は使うべきである。また、つぶやきの多くが万単位でリツイートされるアカウント主があったとしても、やはりそれをインフルエンサーとして抜擢したところで宣伝効果は期待値よりも低くなるだろう。飽くまで、その人物のつぶやきだから注目されるのであって、何かを紹介しただけのつぶやきは右から左へと流されてしまう。また、インフルエンサーを使った宣伝は、いまだから効果があるが、企業とインフルエンサーの癒着はこのさきどんどん盛んになっていく、するとかつてのステルスマーケティング同様、需要者たちは身構えるようになる。じっさい、企業からの依頼を受けて宣伝をつぶやくインフルエンサーが、それを宣伝だと明言しているケースは稀だろう(情報を発信する者としての信用にかかわってくるので明言できず、また明言してしまっては宣伝効果が激減する)。ステルスマーケティングと何がちがうのか、とそう遠くないうちに俎上に載せられるようになるはずだ。話は逸れるが、インフルエンサーを活用するなかで、今後もっとも期待値の高い種類のインフルエンサーは、「センサー型」である。これから起きるだろう流行や、ヒットする作品、話題になる事柄を機敏に察知する。そうしたアカウント主のフォロワー数はむしろ少ない傾向にある。時流を見抜ける人物を(複数)見つけておくことがマーケティングを展開するうえで命運を分けるようになっていく。ビッグデータ解析で、今後はそういった「センサー型」のアカウントを発見しやすくなるだろう。「センサー型」と「先導者」、おまけに「拡声器」を結びつけられれば、プロモーションの土台としては重畳だ。ただ活用するのではなく、用途に応じて使いわける。仕込む順番が肝要だ(拡声器型のインフルエンサーは、宣伝そのものに利用せず、「先導者」の知名度をあげるために活用するのが望ましい)。大量の情報を、より多角的に、緻密に分析できるか否かが、今後十年のコンテンツ産業の武運を左右する。やはりというべきか、個人事業主が太刀打ちできる余地はない。肩を落とす必要はない。なぜなら、その壁を打開できる個人だけが、つぎの時代を切り拓けるからである。まずは流れに惑わされないことである。
1159:【えらそうに言ってら!】
それぜんぶネットに書いてあったことだから。ただ拾い集めて、ちょっとの感想つけただけ。ねー? かしこぶってやだよねー? ほんと言ってやってほしい。いくひしおまえ、適当なこと言うのやめろ!
1160:【はい】
ごめーんちゃい。
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参照:いくひ誌。【331~340】
https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054882637401