そう言えばちょっと前まで『ラブコメ』を書こうと思っていた私なんですが……。
私の思うラノベのラブコメと、web小説におけるラブコメの手法というか、作法というか、表現方法が違うのかもなぁ、と思った話を一つ。
私の中のラノベラブコメと言えば、パッと思いつくのが竹宮ゆゆこ先生の『とらドラ!』なのですが(本当は『私たちの田村くん』の方が先に思いついたけど知名度的に『とらドラ!』を推しておく)、あの作品は一巻ごとに結構明確に縦軸のお話が進んでいると思うんですよね。
巻内のシーンを切り取れば、横軸が伸びてるだけのシーンとかもあるでしょうけど、基本的にはしっかり縦軸のストーリーが進行されていると思います。
それは日常シーンであっても『カレンダー』が進んでいる所為でもあるでしょうが、多分、その一冊の中でしっかりとお話を進め、着地点に着地させるという目的があるからだと思います。
一冊の中できっちりと山場とオチを作り、その合間にラブコメのコメ要素である日常の笑えるシーンを挟み込む。
だから自ずと、各シーンにおけるページ数や文字数の割合が決まってきて、いつまでも日常シーンを流すだけにはならないんですよね。
対して、web小説におけるラブコメとやらを覗くと、案外そうでもないことに気付きました。
私は勉強のためにカクヨム内のラブコメカテゴリをいくつかつまんだんですけど、基本的には主人公とヒロインの関係性を描写するばかりで、縦軸のお話は全然進まない……というより、元から縦軸が設定されてないような気すらしていました。
でもこれが悪いかというと、別にそうでもない気はするんですよね。
私はアニメも好き好んで視聴するわけですが、ラブコメモノも結構好きです。
今期でも正反対の君と僕をニヤニヤしながら楽しんでいますし、来期には同作者さんの氷の城壁二期が来るらしいので、そちらも楽しみにしています。(いや、氷の城壁はラブコメとは違うとは思いますけども)
前期でも『オタクに優しいギャルはいない!?』も、見させてもらいましたし、これまでもいろんなラブコメ作品を視聴してきました。
その中で、最近のラブコメ作品を見ると、結構な頻度で主人公とヒロインのイチャイチャの度合いが強めな作品が多かったように思います。
でも、それはそれで楽しめるじゃないですか。誰だって主人公とヒロインのイチャイチャを見て『爆発しろ』という感情を抱えたいのです。(断定)
縦軸のストーリーがなくとも、登場人物の関係性をこねくり回すだけで、結構エンタメとしては成立しうると思うんですよね。
つまり、web小説におけるラブコメの手法というのは、アニメや漫画などの『何でもない日常シーンの連続』というモノに近いのでは? という話。
ToLOVEるで、なんかよくわかんないけどリトが女の子とエロいことになる話だけで何十話と続けたとしても、成立はしてるじゃないですか。それです。
ただ、問題は私がそう言う手法に慣れていない所為で、延々と日常シーンだけを書いてると『なんか物足りないよなァ?』と思ってしまう事ですよね。
そんなだからラブコメとして書いてるつもりだったのに、登場人物がダルマになったりするんですよ……。