↓レビューを頂いた作品URL↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891793168以下、レビュー内容。
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フルコースを堪能した先には、どこにでもいる等身大の高校生がいる。
★★★ Excellent!!! 水凪 らせん
壁に囲まれた町、地震を無効化する塔。SFの顔をした舞台で、少年は特殊能力を武器に闘う。
自らに与えられた能力を理解し、考え、活かす術を編み出しながらどんどんアクションを加速させていく。
そんな熱くなるファンタジーの芯には、どの要素より強く深く、少年の一途な愛が突き刺さっている。
面白いです!色々こうして格好つけて書いてみましたが、何より素直に『面白い』のひと言がすとんとはまります。
そんな『面白い』を作る一端、微エロなラブコメシーン。こちらには『流れるような美しさと巧みな比喩が描き出す高校生男子のあっちゃーな思考』とキャッチコピーを打ちたくなります。真面目な顔でボケ倒すとか、そんなやつ。
一方で、同じく美しく描き出される少年の愛情は、とても高校生が持つとは思えないものです。どこまでも深く、盲目的とさえいえる。それは、彼が乗り越えさせられた凄惨な過去が生み出し、そして彼の足を前へ前へと導く力になります。
彼が出会う仲間たちも良いです。まだ若いけれど、大人がちゃんと大人の顔をしている。こどもの盾になってやろうとする正しい大人の姿にぐっときます。
アクション、ラブコメ、恋愛。どこもかしこも美味しいのですが、私はその全部を食べ尽くした後の最終話が一番好きです。
そこに、ごくごく普通の男の子が立っていることが、とても嬉しくなるのです。
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最終話が一番好きと言ってくださって、とても嬉しいです。なぜなら、最終話のエンディングイメージは『主人公がなるべき姿』或いは『なりたかった理想の姿』なので、『ごくごく普通の男の子』になれた(なれるような環境が整った)ということにもなるわけで、それがかねてからの主人公コトヨシの願望でもあったはずだからです。
色々悩みながら、レビューを書いてくださりありがとうございました。
レビューを書いてくださった水凪らせんさんのページ
https://kakuyomu.jp/users/rasen_mizuカクヨムコン5出展作品
『箱庭の旅人 ~ただ一度、名を呼ぶための物語』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892543130