どうも、坂神です。
アニメ『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』を視聴するたび、何か非常に色々なことを考えさせられる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いやこれ、私は事前情報ゼロで視聴しはじめたアニメだったんですよね。
最初はタイトルだけぱっと見て、「ブルーライト文芸っぽい感動系恋愛ストーリーかな?」と思っていたんですが、視覚障碍者の女の子のお話だったとは……。
そこでようやく、「目に見えない恋」の意味を理解したという。
あくまでも基本は青春恋愛小説だと思うんですけど、過度に甘くもせつなくもなく、むしろ落ち着いたテンションで細部に「視覚障碍者のリアル」が散りばめられている辺り、難しい題材を真正面から描いていて、思わず唸ってしまう内容ですね。
これを面白いという言葉で表現していいかはわかりませんが、物語を通じて障碍者の方との向き合い方を学ぶ機会が得られる、稀有な作品だと思います。
ていうか原作はGA文庫大賞の大賞受賞作らしいのですが、これを当時ラノベレーベルから最高賞の受賞作として世に問うた編集部の肝の座り方にも感嘆せざるを得ない。
たとえ素晴らしい小説だとしても、商業的に勝算があるかどうかは別問題だったりすると思うし、もし自分が選考する立場だったら、「ラノベで視覚障碍者がヒロインの青春小説を大賞受賞させて売る」っていう判断ができるかどうか、正直自信ないです。
すげぇなGA文庫……。
と、それはさておき。
今回は以下三点、ご報告です。
1)新作長編ラブコメの話
本日、新作長編ラブコメ『文系学生カップル、日々イチャつきながらオタクサークルで面白楽しくキャンパスライフを謳歌する。』を投稿開始しました。
実はこれまで夜に投稿することが多かったのですが、今作は実験的に朝の投稿を試してみています。
というわけで、しばらく毎朝7時25分に更新時刻を予約しております。
あと以前に申し上げた通り、本文の書き溜め自体は15万字以上(48話)ほどありますのでよろしく。
大まかな概要は、下記の通り。
* * *
〇タイトル:
『文系学生カップル、日々イチャつきながらオタクサークルで面白楽しくキャンパスライフを謳歌する。』
https://kakuyomu.jp/works/2912051604395302991〇ジャンル:ラブコメ
〇キャッチコピー:
【「今日の授業はサボって遊ぼ! ……アニメ見たあと、泊まっていい?」】
〇あらすじ
【これはただただ、文系学生カップルが仲良くイチャイチャしながら、大学生活をオタクサークルで面白おかしく過ごすだけのお話です】
藍ヶ崎大学に通う二年生、永久野遥市と桜瀬未咲。
二人は同じオタクサークル(サブカルチャー研究会)に所属していて、高校時代から恋人同士。在籍する学部こそ異なるものの、どちらも文系学生だ。今は親元を離れ、大学キャンパスから程近いアパートで、隣同士の部屋に暮らしている。
そんな二人が日々イチャイチャしつつ、キャンパスライフを全力で謳歌する――
ひたすらにバカバカしい、最高の青春の無駄遣い。
* * *
あらすじでも最初に言及していますが、基本的に深いテーマ性とかはなく、ひたすら登場人物たちのバカバカしい大学生活を描いたラブコメです。
まあラブコメってぐらいなので恋愛要素は存在しますが、主人公とヒロインは第一話時点ですでに交際開始から二年半以上経過している相思相愛ラブラブバカップルなので、えっちな場面はちょくちょくあっても、ギスギスしたような展開は特にないです(コメディ的に湿度が上がるシーンはチラホラあります・笑)。
あとは概ね大学のオタクサークルで他のメンバーとアニメや性癖の話をして、アホみたいなイベントがあったりして、ボケツッコミしつつ、わちゃわちゃ騒ぐっていう、それだけのお話になっています。
いい意味での暇潰しとして、読んだ方にニヤニヤしたりドキドキしたり、こいつらホントにバカだなあと笑って呆れて頂けたりしたら、コレ幸いでございます。
2)「カドコミ漫画原作コンテスト」とロイヤルティプログラムの話
それと前回の近況ノートでも触れた「カドコミ漫画原作コンテスト」についてですが、現在そちらの応募作もこそこそと書いています。
しかし脚本形式の漫画原作というものに今回人生で初めて挑戦しているわけなんですが、メチャクチャ難しくて厳しい……(汗)。
一応、「自分が漫画の描き手だったとして、この文章をネームにするとしたらどんな画面にするか」というのをイメージしながら書いてはいるつもりなんですが、じゃあそれを漫画家さんがこちらの想像通りに受け取ってくれるかというと、明らかにそんなわきゃないと思うわけでして。
もっと具体的に言うなら、例えば「ここは脚本上だとひとつの台詞になってるけど、ネームではフキダシ三つぐらいに分けて描いて欲しいなあ……」とか考えても、実際にそうなるかどうかはわかんないという。
でもそんなの実際には、作画する側の裁量に任せてしまった方が良くなる可能性が高いんだろうなとも思うし、どこまで書いてどこまで書かないか悩ましすぎる。
とりあえず今、全五話中の三話目まで書き進んだところなんですけどね、完成させるにはもうちょっと時間が掛かりそうです。
あーそれと実は今月に入ってから、これまで利用していなかったロイヤルティプログラムに参加してみました。
今頃になってようやく利用する気になった理由は、やはり最近カクヨムのセキュリティ面が向上してきたからですね。昨年秋頃にはログイン関連、先月にはリワード関連、つい先日は非公開プロフィール関連と、次々に改善されているようなので、これならまあ安心して使えそうだなと。
神経質だと言われそうですが、たとえ少額でも金銭のやり取りが発生する機能ですから、これまでは不安感から気後れして参加を躊躇していたんですよね(汗)。
3)最近読んだ面白い本の話
今回は一穂ミチ先生の『スモールワールズ』をご紹介。
2022年本屋大賞第3位にして、吉川英治文学新人賞の受賞作品です。
個人的に一穂ミチ先生の作品を拝読するのは、これが二冊目だったりします。
以前に読んだことがあったのは、2023年の本屋大賞3位で島清恋愛文学賞受賞作の『光のとこにいてね』。そちらは非常に濃厚なガチ百合小説というか……二人の女性の幼少期から大人になって以後まで続く、友情とか恋愛とかいう言葉だけでは足りない感情の長編小説でした。
で、『スモールワールズ』はそれよりも先に刊行されていた短編集なんですが、順番的には過去へ遡る格好で読了したことになります。
非常にバラエティ豊かな六作品(+文庫版では掌編一作)が収録されていて、どれもこれも面白かったですね。
個人的に一番のお気に入りは、「ネオンテトラ」かな?
ざっくり言うなら、ある夫婦の不妊と浮気を巡るお話なのですが、終盤のどんでん返しと伏線回収がミステリー的に大変鮮やかで、初読時は「こりゃあ凄いものを読んでしまった……」と息が詰まりそうになりました。導入部を読んだ時点じゃ、こんな結末想像できんでしょ!(謎)
他の収録作では、「魔王の帰還」や「愛を適量」も好みです。
などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心より御礼申し上げます。
以上、坂神でした!