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今日、気づいてしまったんだ。

何故、自分が大学を後にしたのか。

知啓のほとばしりが、熱い議論が、眠れないような向上心が
そこには無かった。

僕が求めていたもの、逃避ではなく、心から希ったもの。僕は探していたはずだった。
しかし僕には見えず、届かず、苛立ちから眠気へと、しずかなる絶望へと向かった。
心が閉じていく。

マスター論文を書いて修士号を得た。
それは何かの埋め合わせの様に、窒息しそうな僕の背中を押した。

外の世界なんだと思った。
僕にはずっと、外の世界しかないんだと。
いま、空を見上げて沈黙を歌う。

間違ってはいない。
たとえ孤独でも、想うことがこんなに自由な世界は無いのだから。

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