• 詩・童話・その他
  • 現代ファンタジー

第60話 あの日のチョコチップ

──チョコチップの甘い香り。
それは、もう戻らない“家族の記憶”を呼び覚ます。

製薬会社で働く小川 守。
玄関を開けると広がったのは、キッチンから香るクッキーの匂いと、笑顔の妻・結衣。
それは、心の奥にしまい込んでいた、かけがえのない日常だった。

そして夢の中──
家族の笑い声、兄との会話、そして、心を震わせる“声”。

「……その願いを、かなえましょう」

夢か現か。
守が“本当に願っていたこと”とはいったい……。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する