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第55話 過ぎ去った嵐のあとで

昼休み。
クラスメイトたちの喧騒が遠のいた午後。
小鳩は静かにスマホを取り出して、音楽の再生ボタンをそっと押しました。

メガネを外したのは、
音に集中したかったから。

ピアノとサックスの呼吸。
その“間”に、胸の奥がふるえる。

 

「“Take Five”って、どんな曲なんだろう」
そう呟いた自分に──
ほんの少し、恋の予感が混ざっていた気がした。

 

Just take five.
——いいわ、5分だけ、ね。

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