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【異世界歴史➃】二代目退位~三代目までの時代

## ■二代目退位後 ~ 三代目召喚前(約1000年)

二代目勇者(魔王)が退位・失踪した後の時代。
人類社会は二代目の改革によって、一時的に安定と繁栄を得ていた。

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# ■二代目時代の遺産

## ▼発展したもの

・法制度
・商業
・市場経済
・魔術の学問化
・インフラ
・魔術学院制度
・商会ネットワーク
・都市文化

戦争は続いていたが、小康状態に近かった。

法も整備されており、
身分に関係なく不正を裁く仕組みも存在していたため、
一時的に政治腐敗も減少していた。

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# ■戦争構造の変質

しかし、二代目不在のまま長い年月が過ぎることで徐々に綻び始める。

この時代最大の変化は、
「戦争そのものが利権化したこと」

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## ▼魔族側

迫害への復讐心から戦争継続。

## ▼人間側

教義による“神敵”への憎悪から戦争継続。

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だが長い戦争の果てに、
魔族軍上層部の一部と教会中枢は気付く。

### ■「戦争は終わらせない方が儲かる」

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# ■戦争利権の成立

一部大商会・軍上層部・教会中枢が結託し、
戦争継続そのものが巨大な利権構造となっていく。

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## ▼武器商人

・戦争特需
・兵器需要
・軍需物資供給

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## ▼奴隷商

・捕虜供給
・労働力供給
・性奴隷需要

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これらが巨大産業化。

一部大商会が戦争継続を望むようになる。

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# ■奴隷制度の変質

## ▼本来

奴隷管理は教会の専権。

「人は神の所有物」であり、
教会がその管理権を持つという教義。

国家認可制で運営されていた。

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## ▼腐敗後

教会と大商会が直接取引。

・賄賂で奴隷売買許可
・国家を介さない取引
・私的奴隷市場

が成立。

奴隷商人たちは“死の商人”化していく。

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# ■勇者召喚と奴隷

勇者召喚には大量の血液が必要。

召喚術式は巨大な魔力回路であり、
血液を循環させることで起動する。

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## ▼生贄効率

魔素量の多い種族ほど効率が高い。

そのため:

・魔族
・亜人
・エルフ

などが生贄として重宝される。

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## ▼弥堂召喚時

・人間:約6.5万人
・魔族なら:約5000~1万人程度で済む

そのため以前から:

### ■「戦争で魔族捕虜を確保 → 勇者召喚燃料化」

という構造が成立していた。

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# ■エルフ迫害の開始

元々エルフは人類側協力種族だった。

しかし後に魔族認定される。

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# ■魔術学院制度

二代目が築いた魔術学問制度。

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## ▼特徴

・魔術を学問体系化
・国家横断型教育機関
・魔術協会が統括
・宮廷魔術師育成機関

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## ▼問題

エルフは生来:

・魔力総量
・魔術適性
・制御技術

が人間より圧倒的に高い。

そのため実力主義にすると:

・魔術学院上位
・魔術協会要職

がエルフだらけになる。

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## ▼結果

人間側魔術師貴族が教会へ賄賂。

教義改変が行われる。

### ■「エルフも魔族である」

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## ▼その後

・エルフ迫害開始
・都市追放
・森へ隔離
・ゲリラ化

さらに:

・男 → 生贄や血液資源
・女 → 奴隷

として扱われる。

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# ■魔王の変化

二代目=魔王自身も変質していく。

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## ▼精神性の変化

長寿化により:

・感情起伏低下
・刺激への鈍化
・既視感の蓄積

が進行。

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## ▼視点の変化

人間・魔族を:

### ■「争う下位生物」

のように俯瞰するようになる。

人間としての自認が薄れ、
魔王としての意識が強くなる。

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# ■二代目の欠陥

二代目は:

・戦闘
・政治
・学問
・制度設計
・魔術開発

全てで超人的だった。

しかし:

### ■「自分がいなくなった後も維持される仕組み」

を作ることが苦手だった。

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## ▼理由

上位存在化が進みすぎたため:

### ■「何故こんな簡単なことが出来ないのか」

が理解出来なくなった。

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# ■魔王の制約

魔王は人類社会へ大規模介入しすぎることで、
禁忌に抵触し天使の粛清を招く危険を警戒するようになる。

そのため徐々に表舞台から距離を置いていく。

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# ■●●シリーズ

刺激を失った魔王は、
感受性低下による刺激不足を補うため、外部観測システムとして:

### ■「●●シリーズ」

を開発。

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## ▼概要

・●●を他の枝や葉へ派遣
・異なる人格を持たせる
・観測結果を本体へ還元

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## ▼目的

### ■「未知の蒐集」

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# ■魔王の問題点

悪意はない。

だが:

・興味本位で危険物作成
・完成後放置

を繰り返す。

その結果:

・他の世界で誰かが悪用
・禁忌発生
・天使襲来
・戦争激化

などがたまに起こる。

彼自身は善悪でなく、
純粋な研究・興味で動いている。

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# ■時代全体の腐敗

こうして:

・教会
・国家
・商会
・軍部

全てが腐敗。

誰も戦争を終わらせたがらなくなる。

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## ▼初代時代

「戦争」という枠組みで問題解決。

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## ▼二代目時代

「社会制度」で問題解決。

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## ▼この時代

その両方が腐敗。

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魔王は:

### ■「『世界』全体を一つの構造として見る」

段階へ到達していく。

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# ■そして

約1000年後。

グレッドガルド皇国に、
一人の天才が生まれる。

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# ■セラスフィリア・グレッドガルド

後に三代目勇者、
弥堂優輝を召喚する皇女である。

2件のコメント

  • この利権化した戦争を一時的とはいえ壊した弥堂すごいな。方法に問題あり過ぎたし、異世界の利権の大半一時破壊したみたいだしな。だから世界の敵になったわけだが
  • すごく迷惑だったみたいです
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