小田虹里

弱虫の僕 手を伸ばすことさえ出来ない僕は 虫以下なのかもしれない あぁ、みんなが羨ましい 僕は永遠に、蚊帳の外

愛。 追う愛、追われる愛。 与える愛、与えられる愛。 奪う愛、奪われる愛。 様々なカタチの愛。 様々な主人公が、愛の詩を調べにのせて。 心の詩を叫ぶ。

周りから期待されている。 いい子でいないと、好かれない。 求めてもらえない。 そんな中で、閉じ込められていく『本当のあなた』を、忘れないで。

政治のことは、正直よくわかりません。 ただ、スーパーへ行くたびに、『米』が高くなる。 少しでもお値打ちで売られると、あっという間に売り切れ。 そんな中での備蓄米2000円台で売…

祖父が亡くなった。 田舎に取り残されたのは、性格のキツイ祖母が独り。 主人公の父は、主人公に「ばあさんの終活」を手伝うように告げるが……。 残された老いた祖母と孫の、不器用な…

闇しかない人生だった。 痛いし苦しい。 でも、光を諦められなかった。 光はどこかに、誰の中にも存在する。 まだ出会えていないだけだ。 生き抜こう。 そして、幸せを掴むんだ。

闇を抱える俺は、心身ボロボロだ。 無様だと嗤う人間もいるだろう。 だが、見ていろ。 俺は俺の道を行く。 いくらでも嗤えばいい。 それでも俺は、死ぬまで生きてやる。

鬱になりやすい天気、雨。 昔は雨音も嫌いだった。 しかし、いつの間にか雨音が不快でなくなる。 人は水がなければ生きられない。 水と共鳴し、落ち着くのだろうか。

あのとき言えば良かったね。 言おうと思った。 寄り添うようにみえて、実際はそうではない。 強者、人狼を飼い慣らすことが目的で、村人なんていくらでも噛まれていいのだ。 村人には…

また失敗した。 また怒られる。 また孤独だ。 ツライ、ツライ……。 そんな人、多くないですか？ それは本当に、苦しいことだと思うんです。 だけど本当は、生きてるだけで素晴ら…

分かり会えることなどない。 期待してはならない。 人は、生まれて死ぬまで孤独なのだ。 孤独ゆえに生まれる弱さ。 でも、本当は……。

天邪鬼な僕は、病気で弱る父に優しくなりたい。 しかし、口を開けばキツイ言葉ばかりが連なる。 嗚呼、僕は天邪鬼であり穢れた悪なのだ。 世界が反転でもしない限り、その運命からは変わ…

春。 目の前に揺れる花は、桜か、妓女か。 舞う花を求め、男は金を積む。 選択の自由のない花の願いとは。 今日も花は、はらり、はらりと舞い踊る。

僕の存在は『罪』だ。 生まれた瞬間から、悪だった。 僕がいなければ、世界は変わっていたはずだ。 僕は僕を許せない。 許されることはない。 僕はそれを願う。 それなのに……僕…

静寂の中の雨音。 実に心地良いものだ。 眠気を誘う水音に、心を癒される。 明日こそ僕は、立ち上がろう。 何を頑張るとは、約束できない。 僕は、臆病だから……。

翼を持たない僕たちは、自由？ それとも、不自由？ 僕は想う。 空を飛べないことは、不幸などではない。

禁忌……。 僕は他人に触れてはいけない。 触れ合って、僕の弱さを知られたくはないからだ。 僕は脆い。 僕は僕だけの世界でいい。 怖いんだ……。

僕は嘘つきだ。 自分に素直になれなくて、本当の自分を隠す。 そんな僕に、好意を寄せてくれるキミ。 キミの言葉も感情も、すぐには信じられそうにない。 それでもいつか、キミの言…

実に淡白な人間だった僕。 このまま何も変わることなどないと思っていた。 そこで出会ったのは『キミ』という存在。 堅物だった僕の心を溶かしてくれた。 僕はキミに恋をする。

桜が咲きそうな、あたたかな春。 しかしそこは、希望ばかりではない。 憂鬱にもなる春に、僕は思う。

父は若年性パーキンソン病。 杖を持って、なんとか歩行ができる状態。 そんな父が、一度は見てみたいと夢描いていたのは、エジプトピラミッド。 行くなら、今しかないと旅行を計画。

２０２４年。 年末に起きた、実際のとある事件……。 消えたものは、１００均のイヤホンの先っぽ。 もふもふ。 どれだけ探しても見つからない、もふもふを追い求めた僕の実録。