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『起“転”承結』その2

 前回、『起“転”承結』について書きましたけど、この展開には大きく分けて2つのパターンがあると思うんですよ。時系列をいじるか、時系列そのままで山場を先に持ってくるかと言うものです。

 作劇としては、時系列をいじる方が簡単ですよね。先の展開を早めに見せた後でそうなった経緯を後で展開させる。TV版エヴァの2話なんかがこのパターンです。見せ場から先に展開させると言えば、OVA版ジャイアントロボの1話でしょうか。て言うか、ジャイアントロボはまた別の法則が適切かも。前に紹介した記事では、鬼滅の無惨がいきなり出てきた展開を『起“転”承結』の例にしてましたね。

 週刊漫画誌は読者に飽きられたら終わりです。だからこそ軌道に乗るまでは意表を突く展開が常に求められるんですよね。鬼滅のいきなり作中最強ボスが序盤に現れるとか、しかも主人公と邂逅するとかそう言う展開は目立った訳です。あの展開を連載中に初めて見た読者は打ち切り路線に入ったのかなってみんな思った事でしょう。実際、その危険性はあったみたいですが(汗)。
 普通の連載ならあの展開は打ち切りコースですよ。そこから見事に大躍進を遂げたのが本当に奇跡です。善逸のおかげだろうなぁ(※個人の感想です)。

 と言う訳で読者を掴むテクの『起“転”承結』。皆さんはどのように作中に活かしますか? 人気作の多くがこの方式に従っていると言うのなら、それだけ成功例が転がっていると言う事です。その気になれば研究し放題ですよね。色んな作品を構造的に理解して、出来そうなところを自作に取り入れていって欲しいと思います。

2件のコメント

  • Vガンダムの第1話でも使ってた手法で、前に使おうとしたことがあるんですよ。ただ、そのときは「追放系」なんで「追放」を先頭に持ってきた方がいいよってアドバイスされてやめました(笑)。
    あ、でも処女作でも使ってたな(爆)。

    あと、ダグラムの第1話は、これやろうとして結果として後に入らなくなってしまい(設定がブレた)、パイロットフィルム扱いになっているという(笑)。
  • 結城藍人さん こんばんは☆彡

    Vガンダムと言えば、きっと結城さんならご存知かと思いますが放送開始時に1話が完成していなかったので、いきなり4話から放送が始まったと言う裏話があるのですよね。だから偶然そうなってしまったと。
    と言う訳でこの例とVガンダムはちょっと違う気はします。

    物語は最初の想定通りに結末まで話が進むとは限らないので、いきなり結末のシーンを持ってくるのは博打的なところがありますよね。私もそう言う描き方は怖いので書かないかな(汗)。
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