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朝の幻

 転がり続ける光のかけらが輝く
 いびつな形のままで転がっていく
 どこまでも どこまでも
 いつまでも いつまでも

 うさぎたちは陽気に歌っている
 陽気な綱渡りを見て笑っている
 どこから見つけてきたのか
 白いお酒をガブガブと飲んでいる

 お空の十字架が今日はよく見えるね
 頬の古傷が痛むけれど
 今日はそんな事はどうでもいいんだ
 蛇たちがどこかに向かっている

 船の出港に間に合わなかったから
 僕は丘の上でそれを眺めているよ
 大きな渦巻がたくさん出来ていく
 船はそれを器用に避けていく

 電信柱の上にカラス
 大事なメッセージを運んでる
 どうか僕にも教えておくれよ
 影に溶けて消えちゃった

 どこから大きな音がする
 どこを見渡しても分からないよ
 多分この空のどこか
 耳が嘘をついていないなら

 気がつくと朝になっているから
 僕はずっと気付いないふりをする
 こんな朝なんて幻なんだ
 ずっとずっと彷徨っていたいんだ

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