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大きな白い繭の中

 丸くまあるく
 光が曲線を描いてく
 どこかで繋がって完結する
 完全は美しい調和のまま沈んでいく

 全てが計算で満たされるのなら
 ここは数学者にとっての楽園だね
 難しい計算式が真理に近付いていく
 僕らはいつそこに辿り着けるのだろう

 太古の魔法文明が崩壊し
 その記憶の残滓が物語を書き進めていく
 今の自己中心的な機械文明も
 やがては未来のファンタジー

 分かってはいるんだ
 自分が何度も繰り返しているって
 そろそろゴールは見えているのかも知れない
 でも違う道を選びたいのさ

 光が地上に降り注ぎ
 見える人には見えるメッセージ
 羊たちはまだ深い眠りの中で
 街には夢遊病者があふれている

 部屋に閉じこもった賢者たちは
 見えない目覚まし時計が鳴るのをじいっと待っていて
 いつかその日が来る事をずっと信じている
 固く閉め切った窓を開ける事もせずに

 猫たちが道を歩いている
 鳥たちが楽しそうに喋っている
 まだ世界は何でもないように見えて
 まだ夢の中から戻れないでいる

2件のコメント

  • こんにちは。^^

    >まだ世界は何でもないように見えて
    >まだ夢の中から戻れないでいる

    ここで、今までの文がぐっと引き締まった感じがします。
    いい詩ですね。
  • いすみ 静江さん こんにちは。

    またしても拙作にお褒めの言葉、有難うございます。これからも楽しく詩作を続けていきますので、暇な時にでも読んでくださいね。
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