知らず識らずの内に
何もかもが始まっていた
空の青は何も言わない
昔は聞こえていたのだろうか
遺跡から見つかった意味も分からないもの
放置された山で見つかった見覚えのないもの
忘れ去られた時点でそれは謎となる
ここにはどれほどの歴史が眠っているのだろう
いくつもの戦いを経て
氷山の一角で知らないふりをしている
勝者の語る歴史はどこか歪んでいて
だからいつまでも謎は解かれないまま
敗者の語る悲しみの歴史は
いつだって黒く塗り潰される
調べていてもどこかで壁にぶつかる
都合良くうまく丸め込まれてしまう
時代は常に大きなうねりを伴って
だから何度も支配者は変わっていく
今日の常識は明日の非常識
最後のあがきが世界中を覆いつしていく
くるりくるりと変わっていく
やがてはこの歴史も否定されるだろう
僕の残したものは何もかも消え去っていく
一斉を風靡した支配者は何を思う
光が射すと甘い餌を撒き散らし
人々は過去を蹂躙していく
心の中にある景色が風化していく
もう潮時なのかも知れない
新しく生まれる時に古いものは消える
石にも刻めない僕らに意味はあるのかな
偽りにしがみついて飲み込まれていく
もうすぐ新しい幕は上がっていく