今回もまぁ小ネタみたいなものですけど、かっこいいキャラをかっこよく描くのって難しくないですか? かっこいいキャラ造形までは出来ても、それを読者にかっこよく感じてもらうのって結構難しい気がするんですよね。
そこには、まずかっこよさとは何か? と言う問題から入らないといけない気がします。私の場合、かっこよさをイメージして一番最初に思い浮かぶのは紅の豚。何しろキャッチコピーが『かっこいいとは、こう言う事さ』ですもんね。
確かにそのキャッチ通り、ポルコ・ロッソはかっこいいです。豚なのにかっこいいです。体型だってかっこよくないのにかっこいいです。生き方がハードボイルドなんですよね。
そう、小説でかっこいいい主人公を描こうと思ったら、ハードボイルドな話を参考にするのが一番いいのかも知れません。ハードボイルドな小説にはかっこいい主人公しかいませんからね。
だからってハードボイルドな作品を書こうって言う訳ではないのですけど。
話を紅の豚に戻すと、この話の場合、かっこよくない豚頭の中年がかっこいい、そこに尽きるんだと思います。飛空艇の操縦の腕は確かだし、危機管理もしっかりしていて、なのにおちゃめなところもあって。仲間にも恵まれているけれど、色恋の話には弱い。あ、ちょっとルパンに似ているかも。宮崎監督ですからねぇ。
ポルコだけを参考にするのもアレですけど、かっこいいを描くのには少なくとも精神的な余裕と言う経験豊富な部分の演出は必要なのでしょう。一回も修羅場を経験した事のないかっこいいキャラがいたら俺だって笑う、って感じです。
そんな感じで、他人の作った物語を好き勝手に言うのは簡単ですけど、いざ自分がそれを書くとなったら難しいですよね。かっこいいキャラをかっこよくするための舞台装置の設定がまず難しいんですもの。
経験豊富なキャラにするにしても、厨二病満載な痛いキャラにするにしても、深く物語を作り込まなくちゃいけません。とっさの思いつきでは、かっこいいキャラは書けないって事です。
ふふん、難しいほどやりがいがあるってものだぜ!(精一杯カッコつけてみた)