先日、高校の作文で大きな賞をいただきました。
もちろん、賞をいただけたことは何より嬉しいことです。自分が試行錯誤をして効果を狙ったところはしっかりと評価していただき、「これで良かったのだ」報われた気がしました。
でも、一番嬉しかったことは担当してくれた国語の先生がすごく笑顔だったこと。
長い教員歴の中で、一番嬉しい出来事だったそうです。
文を書くことは今まで、自分のためでした。
自分の考えを整理したり、言葉にすることで決意の意を込めたり。誰かのための文なんて心から想って書いたことはありません。
けど、こうして自分の言葉で笑顔になっている人を見て思うんです。
幸せだなって。
賞をもらった後も、何日経ってもいろんな先生から「良かったよ」と声をかけてもらいました。直近で、また作文を書いたのですが先生はすぐに読んでくれて感想までくれました。嬉しいんです。きっと舞い上がってるんです。それでも。
自分の文を楽しみにしてくれる人、自分の文を読んで反応してくれる人、自分の文で笑顔になることができる人。その人に向けて書く文なら、これからも書き続けたい。これこそが自分の原動力だ、と初めて気づくことができました。