今回のAI騒動に関して、運営に要望を送りました。
ああもう、心が騒がされることなくカクヨムがしたい!
以下、要望文
カクヨムにおける大量投稿と報酬取得に関する不正対策・運用基準整備のご検討のお願い
株式会社KADOKAWA 御中
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より『カクヨム』の運営に心より感謝申し上げます。
近時、同一投稿者による短時間での大量新規作品投稿(主としてAIを用いた自動生成と見られる態様)が複数確認され、新着欄・ランキングの可視性に過度の影響を与えているとの指摘が、SNSおよび貴サービス内で多くのユーザーから発信されています。
一部には、報酬(ロイヤルティ)の取得を主目的としている可能性や、複数アカウントの同時運用が疑われる態様も散見されます。
※AI自体の活用を否定する趣旨ではなく、運用が規約の想定を超えて健全なコミュニティ体験を損ねる点を懸念しております。
貴社は1945年11月の角川書店創業以来、我が国の文学・コンテンツ産業の牽引役として重要な役割を果たしてこられました。
現在の事象は、将来の創作コミュニティの公正さに影響し得ると考え、下記のとおり運用基準の整備と不正対策の強化をご検討いただきたくお願い申し上げます。
〈要望事項〉
24時間あたりの新規作品投稿数の上限設定(連載の各話更新は対象外)
アカウント多重取得・同時運用の抑止:電話番号認証・二段階認証・デバイス指紋・同時接続数制限等の技術的対策の段階的導入
AI執筆の任意表示アイコンの導入(透明性向上と読者選択のため)
コミュニティガイドライン違反行為のペナルティ明確化(ランキング操作・スパム的投稿・機械的再投稿などの定義と対応)
AI作品の投稿ガイドラインの作成(適法性・権利処理・開示基準の整理)
ロイヤルティ参加時の本人確認の厳格化(eKYC等。目的=不正防止と適正支払。個人情報保護法に基づく目的特定・最小限収集・適切管理の明示)
月間ロイヤルティ上限の設定またはスパム検知連動の逓減係数の導入(合理的目的:不正防止・サービス品質保護)
不正・濫用の専用通報窓口の設置と対応フローの公開
『カクヨム ロイヤルティプログラム』規約第14条等に基づく本件態様への該当性の検討と、必要に応じた運用の明確化
以上につきまして、コミュニティの公正性・読者体験・創作者保護のバランスを踏まえたご検討を賜れますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。