今日も図書室で召喚術の勉強です。
この張りつめた空気は独特で勉強意欲をかき立てられます。
こないだ召喚した自称『時』の精霊は家にいて、ドラ〇もん状態になってしまいました。
さてです、日本における召喚術の歴史を調べてみます。
明治維新により近代召喚術が伝来して召喚術が産業と結びつき近代化に貢献。
この県立精霊高校も旧制精霊中学として開校とあります。
元々は精霊召喚に特化した学校だったようですが時代を経て召喚術の総合科になったようです。
私が本に読み更けているといつの間にか隣に瞑夜さんが居ました。
「わ、瞑夜さん脅かさないで下さい」
「本に夢中の先輩も可愛くて……」
「おだてても、何も出ませんよ」
瞑夜さんは時々意地悪なところがあります。
それでも何か憎めない不思議な方です。
「日本史ですか先輩はやはり勉強熱心ですね」
「解らない、宿題でも出たの?」
「秘密です」
と、言って瞑夜さんは隣で勉強し始めた。
まるで、私の顔を見れば落ち着くようです。
ほんの少しだけ親近感が増しました。
うーん、恋か……。