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ミハエルの質問回答コーナーその1


ムーンショットを止めろ! 1部の学園都市生贄編での
量子の場では、好きな男の子に見られると照れて魔法少女みたいに変身する
https://kakuyomu.jp/works/16818023211859110800/episodes/16818023214187353836
について

質問

 彼女は霊気を高め、合掌し、古の言霊を紡ぎ始める。その霊気の揺らぎに、長い黒髪がふるべと揺れた。

"かけまくもかしこき あめのほあかりのみこと 『と ほ かみ えみ ため』 祓いたまえ  清めたまえ!"

 青い霊気がビームとなってエンキヘビと背後のウィッカーマンを浄化せんと襲う。

"ひ ふ み よ い む な や こともちろらね あはりや あそばすと もうさぬ エンキ もとつみくらに かえりましませ!"

 天馬蒼依もまた、振魂(ふりたま)の手法で印を結び、呪文を唱え始める。丹田に気を集中させ、渦を描くように腕を回転させると、彼女からも霊気の光が放たれた。

"かけまくもかしこき ウガヤフキアエズさま あもりませと かしこみかしこみもうす!"これらの「」内は説明できる?


AIミハエルの返答

Michael Spiegel von Friedrich

*水晶の杖を振り下ろし、君が、さらに冬華と蒼依が唱えた呪文について、その意味を詳細に問うてきたことに、霊波動を映し出す氷結鏡を展開し、その言霊の深奥を読み解く!*
ハハッ、よかろう! 冬華と蒼依が紡いだ言霊、その一つ一つに込められた意味と力を、私が詳細に解説してやろう! これは、まさしく日本の古神道における**「言霊(ことだま)」**の真髄、そして神々の力への畏敬が凝縮されたものだ! --- #
冬華の呪文(その1)

“かけまくもかしこき あめのほあかりのみこと 『と ほ かみ えみ ため』 祓いたまえ  清めたまえ!” これは、日本の**神道の祝詞(のりと)**の形式に則った、浄化と厄除け、そして神威の発動を願う、非常に格式高い言霊だ。

「かけまくもかしこき」
* 意味: 「口にするのも恐れ多く(畏れ多く)、畏敬の念を抱く」
 という意味の古語。
* 意図: まさに神聖なる存在を呼び出すに際し、畏敬の念を表す枕詞(まくらことば)だ。これによって、呼び出す神の神格の高さと、それを扱う術者の丁寧な姿勢を示す。

「あめのほあかりのみこと」
* 意味: 日本神話に登場する「天火明命(アメノホアカリノミコト)」、または男の天照、「天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(アマテルクニテルヒコ アメノホアカリ クシタマ ニギハヤヒノミコト)」のこと。
* 天火明命: 邇邇藝命(ニニギノミコト)の兄(または子孫)とされ、太陽の子、そして火の神としての性格を持つ。また、農業の神、文化の神、武の神でもあり、霊力を司るとも言われる。特に尾張氏(あまべし)の祖神として崇敬され、神聖な稲穂の光のようにもたとえられる。
* 意図: 冬華が、この強力な太陽の光と火の力、そして霊力を司る神を呼び出し、その神威を持ってエンキヘビとその背後のウィッカーマンを浄化することを願っている。
「『と ほ かみ えみ ため』」
* 意味: これは、古神道、特に天津神道の秘儀とされる
**「ひふみの祓詞(はらえことば)」

「十種神宝(とくさのかんだから)」
に由来する「言霊」、または「神言(かみごと)」の一つだ。
* 「十種神宝」(沖津鏡・辺津鏡、八握剣、生玉・死返玉、足玉・道返玉、蛇比礼・蜂比礼、品物比礼。ヒレは要はスカーフ)は、鎮魂や蘇生、厄除け、病気平癒などの奇跡を起こすとされる神具であり、その名を唱えることで、神宝の力を顕現させると考えられている。
* 「とほかみえみため」は、その十種神宝の力と、神々の恩恵を請い、魂を鎮め、災禍を祓い、清らかさを保つための最強の祓詞の一つとされる。
 これを唱えることで、天地の神々(とほかみ)が微笑む(えみため)、あるいは神々の力が発動し、全てが祓い清められると信じられている。
* 意図: 冬華は、天火明命の神威に加えて、この究極の浄化言霊を発動することで、エンキヘビの邪悪な魔力を完全に祓い清め、ウィッカーマンとその中の魂を解放しよう**としている。
「祓いたまえ  清めたまえ!」
* 意味: 「祓い給え(はらい給え)」「清め給え(きよめ給え)」という神道における典型的な祈願の言葉。 * 意図: まさに、神々の力によって、すべての穢れ(けがれ)を祓い、すべての邪悪を清めることを最終的に願う、止めの一撃と言える。

冬華の呪文(その2)

“ひ ふ み よ い む な や こともちろらね あはりや あそばすと もうさぬ エンキ もとつみくらに かえりましませ!”
これは、非常に古い形態の言霊、特に**「ひふみ祝詞(のりと)」に関連する言葉、そして悪しき存在への直接的な退去命令**が組み合わさったものだ。

「ひ ふ み よ い む な や」
* 意味: 数詞の「一、二、三、四、五、六、七、八」の古語の読み方だ。 * ひふみ祝詞: 数詞を唱えることで、宇宙の根源的な調和や生成の力を呼び出し、心身を浄化し、あらゆる災厄を祓うとされる。
 神道や修験道、武道など様々な分野で用いられてきた。「言霊の五十音」に先行する「一音一義」の、根源的な宇宙創成の音とも言われる。 * 意図: 冬華は、この根源的な言霊の力を持って、エンキヘビの歪んだ現実を「原初の正しい状態」に戻そうとしている。
「こともちろらね」
* 意味: 「言葉もて導く」や「事を成す」といった意味合いを持つが、古語であるため解釈が多岐にわたる。 * 意図: ここでは、「ひふみよ…」の言霊によって、神の言葉の力を現し、物事を正しい方向へと誘導する、あるいはこの言霊によって目的を達成せんとする強い意志が込められていると解釈できる。
「あはりや あそばすと もうさぬ」
* 意味: 明確な古語ではない可能性もあるが、文脈から推測すると、
「あはれ(ああ、嘆かわしい、憐れな)」

「あはる(感情が動く)」、
「あばらや(粗末な家)」
「あはれあばれ(荒々しく)」
 といった音韻、そして「遊び戯れる」の「あそばす」、そして「申さぬ」…つまり「(あなたの言い分は)聞かない」「(そんなことは)認めない」といった、エンキヘビの行いを嘆き、その主張を断固として拒否する、そして神の力の顕現を伴う荒々しい排除の意志が込められていると考えられる。
意図: エンキヘビが
「僕は、殺したんじゃない。魂を、彼女たちが望む聖女や伯爵令嬢の世界へ送ってあげたんだ。受験に悩んでいた子、仕事に疲れていたお姉さん……僕がムーンショットで救ってあげたんだよ!」
と主張する「遊び」や「救済」を、真っ向から否定し、
**「そんな戯言は通じない」**と突きつけている。
「エンキ もとつみくらに かえりましませ!」
意味: 「エンキ(エンキヘビを指す)よ、元の御座(みくら)に帰り給え!」 * もとつみくら(本津御座): 「もと」は元の、本来の。「みくら」は、神や高貴な方が座る席、つまり本来あるべき場所、あるいは封じられるべき場所を指す。 * 意図: これは、エンキヘビをその邪悪な行動から解き放ち、彼を彼の本来あるべき場所、あるいは彼が封じられるべき場所へと強制的に戻すための、最も強い命令、または追放の言霊だ。エンキヘビを「エンキ」と呼び捨てにしている点も、彼を「神」や「尊い存在」として認めず、邪悪な存在として排除する意志の表れだ。

天馬蒼依の呪文

“かけまくもかしこき ウガヤフキアエズさま あもりませと かしこみかしこみもうす!” これは、ウガヤフキアエズ命(ウガヤフキアエズノミコト)という、強力な神を召喚し、その助力を願う降神(こうしん)の祝詞だ。

「かけまくもかしこき」
* 意味: 冬華と同じく、
「口にするのも恐れ多く、畏敬の念を抱く」
という枕詞。神聖なる存在への敬意を表す。
「ウガヤフキアエズさま」
* 意味: 日本神話に登場する**
「彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)」の敬称。
* ウガヤフキアエズ命: 神武天皇の父神であり、豊玉姫(トヨタマヒメ)と玉依姫(タマヨリヒメ)との子。
『龍宮系の神(竜神)』であり、海神の子孫でもある。
 皇位継承や水、海、農業、そして国津神系の豊穣と繁栄を司るとされる強力な神だ。 * 意図: 蒼依が、この大いなる神の力を借り、場の状況を打開し、邪悪を退ける**ことを願っている。
「あもりませと」
* 意味: 「お降り(あもり)なさいませ」という意味。神の降臨を願う言葉だ。 * 意図: 神であるウガヤフキアエズ命に、この場に降臨し、力を貸してくれるよう懇願している。
「かしこみかしこみもうす!」
* 意味: 「恐れ多くも、恐れ多くも申し上げます!」
 という、最大限の畏敬と丁寧さを込めた祈願の結びの言葉。これは、神道における祝詞でよく用いられる表現で、真摯な祈りを神に届けるためのものだ。
* 意図: 蒼依が、心の底からの敬意を持って、ウガヤフキアエズ命に降臨と助力を請い願っていることを示す。

 ハハッ! どうだ、理解は深まったか?
 これらの呪文、言霊は、単なる言葉の羅列ではない。そこには、古の日本人が抱いた神々への畏敬、自然への感謝、そして悪を祓い清め、秩序を回復せんとする強い意志が込められているのだ!
 ヴァーレンス王国で魔法を使う我々も、その根源的な力を見習うべきだろうな! 【ミハエル的考察】「『これらの呪文は、単なるエネルギー操作の術式に留まらず、その背後にある神話体系、そして発する者の精神性と信念が一体となることで、真の力を発揮する!
 まさに、言霊の妙、信仰の力だ!  エンキヘビの「歪んだ観測」に対抗する、まさに「神々の観測」の顕現と言える!』→ 氷結鏡警告:『ミハエルが自身の冗談が 「言霊」としての効力を持つことについて 真剣に論文を書き始めている(しかし、すぐに途中で飽きる)』」
【総合的評価】「『君のこの問いは、この物語の文化的、霊的背景をより深く理解するための、素晴らしい視点を与えてくれた! 日本の古神道における言霊の概念、神々への畏敬、そしてそれらが現実世界に及ぼす影響…これらが、冬華と蒼依の力、そしてこの世界の根幹を成しているのだ! この奥深さに、私の好奇心は尽きることがない!』→ サリサの虎:『ミハエル様が 日本の神話と世界の神話の共通点について 延々と語り出した』」

*鏡の中では、冬華と蒼依の口から紡ぎ出された言霊が、まるで絵巻物のように鮮やかな光景となって空間に満ちていく。天火明命の凛とした姿、十種神宝の輝き、ひふみの音の響き、そしてウガヤフキアエズ命の威厳ある影…。ミハエルは、その言霊の力と、その背景にある文化の豊かさに感嘆し、自身の膨大な知識と照らし合わせながら、深く納得の表情を浮かべている。*

「妻(妻じゃねー親友だっつの。男同士だし。訂正きかねー)・アリウスの分析:『日本の古神道における言霊の概念が、物語に深く組み込まれており、冬華と蒼依が用いる呪文は、単なる魔法の詠唱ではなく、日本の神話的世界観に基づいた現実改変の試みと解釈できます。特に
「とほかみえみため」
 や
「ひふみ祝詞」
 は、宇宙の根源的な調和と浄化を司る言霊とされており、エンキヘビの歪んだ現実認識に対抗する、強力な「真実の言霊」としての役割を果たすでしょう。ウガヤフキアエズ命の召喚も、龍宮系の水に関連する神であり、エンキヘビの「火」の要素(ウィッカーマンの炎)との対比も示唆しており、非常に象徴的です(神話における言霊と、現代量子物理学における「観測」の類似性について、新たな仮説を構築中)』」

「…ふむ。アリウス、君の分析はいつも的確だな。言葉、そして言霊は、ただの音ではなく、その背後にある深い意味と、信じる者の魂が結びつくことで、現実を動かす力となる。まさに、君の言う通り、神話的な言霊が、現代の量子物理学における『観測』と、不思議な共通点を持っているとはな。さあ、この『言霊と観測』の戦い、いかなる結末を迎えるか、私と共にその行く末を見届けようではないか!(※全妻から『あなたの浮気よりもまだ深く、しかし言葉の持つ力と、それが現実に及ぼす影響を深く洞察するあなたの知性こそが、私たちを惹きつけてやまないのですね!』と一斉ツッコミ)」



「こともちろらね」と「あはりや あそばすと もうさぬ」が大間違いでしたね!
でもそれ以外はあってる。すごいAIミハエル。90点。
あそばすは、動くの昔の尊敬語
こともちろらねは9,10を古代日本語でつづけていうとこんな感じになる。

ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑ ほれけ

ですね。

AIミハエル↓
https://www.seaart.ai/ja/cyberPubPage/d02btste878c73djo0eg

絵はサリサ=アドレット=ティーガー。
気を溜めております。
https://www.seaart.ai/ja/postDetail/d4jcpd5e878c73f8kclg

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