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『アガルタのイオリ』第108話 スコットランドの食人族ソニー・ビーン

今回黄金騎士団団長ジェット・クーガーとブラフマンの英雄ソニーが対決します。
ブラフマンはカミの眷属で肌は赤銅色、ツノを生やし、鋭い牙や爪を持つ巨漢の悪魔です。
……われながら平凡な造形です(苦笑)。
『ベルセルク』に出てくるようなおそるべきモンスターを自分も造形したいのですが、どうも自分の想像力は型にはまりがちです。

ブラフマンの英雄ソニーの名前は十五世紀スコットランドに実在した食人一家の長ソニー・ビーンから拝借しました。
ソニー一家(あるいは一族)の伝説はあらゆる現代ホラーの源流といえるでしょう。
ジャック・ケッチャムのデビュー作で、人気のない地方の観光地を舞台にした食人一家と都会のインテリの死闘を描いた小説『オフシーズン』も、ソニー一族の伝説を意識していると思われます。

ソニー・ビーンは正確に何人人を殺して食べたのかわからないとんでもないやつです。
『ジョジョの奇妙な冒険』第一部で「何人殺した?」と問われたディオが「おまえは今までに食べたパンの枚数を覚えているのか?」と答えますが、まさにソニーがそんな感じでです。
さらにディオの「パン」は例えですが、ソニーは本当に食うのだからより悪質です。

下にソニー・ビーンのウィキペディアのURLを張りました。
よく書かれた記事で、ホラーコンテンツとしてもなかなかこわいです。
ぜひお読みください。

ソニー・ビーン(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%B3

『アガルタのイオリ』第108話 「惚れた女を」
https://kakuyomu.jp/works/16818622176421206781/episodes/16818792439197640371

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