『太陽王子の中の人は美少女に見える陰キャ男子でした』
このラノぺらしいキャッチなタイトルを、今日、変えることにしました。
新しいタイトルは、
フェイクスター/イオリユウ「可愛いという呪いに挑む声優の物語」 です。
https://kakuyomu.jp/works/822139842424087823⸻
正直に書きます。
この作品は、「見た目で消費される」ことに苦しむ声優の物語です。
なのにボクは、その物語に、見た目で釣るためのキャッチーなタイトルをつけていました。
ラノベ的な、長くて、ひと目で中身がわかる、ランキングで戦うためのタイトル。
……皮肉な話です。
作中で主人公を「見た目」で売ろうとする宣伝部長と、ボクは同じことをやっていた。
もちろんそれは、戦略的に意図してやってました。
見た目から入る読者を、共犯者にすることで、イオリの苦しみを感じてもらうために。
でも「中身は素晴らしいのに、タイトルが残念」
そういう声も、いただいていました。
わかっていたんです。でも、変えられなかった。
⸻なぜなら。
このタイトルのまま、首位を独走していたからです。
イオリユウの物語は、カクヨムコンテスト11のライト文芸部門にエントリーしていました。
読者選考では、ずっと1位でした。★もBMも4桁でした。
うまくいっているタイトルを変える勇気なんて、ボクにはなかった。
でも──結果は、ライト文芸部門そのものが、すべての賞から外れる、というものでした。
それについては、もう多くを語りません。
事実だけ、ここに置いておきます。
⸻
先日、この物語の最終話に、望月しらすさんから、心のこもった長文のレビューをいただきました。
ご自身の過去と、この作品を、深く重ねてくださった言葉でした。
それを読んで、わかったんです。
ボクが、なんのためにこの作品を書こうと思ったのか。
その答えが、すべて、そこにありました。
⸻
もう、ランキング対策とか、そういうことを考えるのは、やめにします。
この物語は、ちゃんと届いている。
届くべき人に、ちゃんと届いていました。
だから、ここでタイトルを改めます。
見た目で釣るタイトルではなく、
この物語が本当に伝えたかったことを、まっすぐ名前にしました。
フェイクスター/イオリユウ「可愛いという呪いに挑む声優の物語」
これからも、よろしくお願いします。
※旧タイトルはキャッチコピーにのこしました(おい)