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『鳶目✖兎耳』第51話を公開しました。

去年の3月からちまちま書いている『鳶目✖兎耳』というお話がありまして。
他人の会話を収集する聞き耳屋という仕事をしているちょっと口の悪い鈴木くんが、鳶並みに視力の良いスナイパーの14歳女子を組織から足抜けさせるために奮闘するというお話なのですが、昨日最新話となる第51話を公開致しました。
前話の公開が去年9月末ごろだったので……3、4カ月ぶりの更新だったという……。
「全然更新されへんな」と、お話の存在そのものを忘れてらっしゃった方も多々おられると思います。
なんなら私自身も続きを書くにあたって、キャラの口調や状況を思い出すためにある程度のところから遡って読み返しておりました。

大変遅くなりまして申し訳ありません!!!

主催イベントの本番、文学フリマ大阪&東京と秋に私的行事が固まり倒してたこともありますが、話の終盤のところで更新止まるって自分でもどうなの……とずっと思っていて、心のどこかに「はよ更新しなくては……」とざわざわというかぞわぞわ落ち着かない状態でした。

ありがたくもお読みくださっている方はご存じなところではありますが、今作には鈴木くんの兄弟子という二丁拳銃使いの色白サラサラ髪の10代男子・山本くんというキャラを登場させております。
彼はアフリカの元少年兵という背景を背負わせており、最新話付近においてその辺りのことに触れてまして。

2022年にロシアがウクライナへ侵攻し、2023年にはイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲して以降イスラエルはやりすぎてる。中国は台湾統一を掲げて軍事演習を何度も行い、アメリカはベネズエラへ電撃作戦を遂行。
韓国と北朝鮮による朝鮮戦争はあくまで休戦状態なだけで継続してるし、インドとパキスタンもカシミール地方の領有権をめぐってずっと仲悪い。
それぞれに理由はあれど、この他にもいろんなところで衝突が起き続けているのが今の世界な訳ですよね。
また、争いというのは何も軍事力に限ったものではなく、経済圧力というのもある訳で。

これらの争いに関して個人的に思うところはめちゃくちゃあって、聞く人が引くかもしれないレベルで言いたいこともいっぱいあります。

純粋にその状態を何とかしたいと国内からレジスタンス的な動きが出てきて現政権を倒して「新しい国を作るぞ!」となっても、果たしてそれはめでたしめでたしなのかというのは数十年先に生きてる人間にしか審判は下せないし、それだって判断する側の思想信条で大きく異なる訳で。

第三者から見てその争いが純粋に「この国を良くしたい」というものなのか、エネルギーや領土といった利益のためのものなのか、単純に相手が憎くて滅ぼすためのものなのかなど、状況から判断することは出来ても真相は分からない。
なんとかしたいと思って手やら首を突っ込んだら「介入だ!」とか「内政干渉だ!」とか「力による現状変更だ!」とか色々言われるからじゃあ何もせんとくわというのが良いのかというとそれもちゃうやろと(だから民間ボランティアとかそういうのが動くしかないというか)。

……あー、こんなことをつらつら思っていたら、そら神も洪水起こして世の中全部更地にしたくなるよなぁと納得(『旧約聖書』のノアの方舟)。
「全部一旦リセットしよ!」とガラガラポンして引っ繰り返したくなるのも分からなくはない。だって右と左、どっちの肩も持てないなら、それが一番公平なんですもんね……。

と、なんでこんな話をしたのかというと、今の世の中の動きを見ていたら、無性に山本くんのくだりを書きたくなったのです。
危機感とか怖さとかそういうのとはまた違うのですが、自分の倫理観と照らし合わせて理不尽だと思ったというか、自分の力ではどうしようもないことをどうにかするためには手を差し伸べてくれる存在があって欲しいという希望というか何というか。
なんせそういうものを物語の中に書きたくなったという感じです。

わぁ、きれいごとを言ってるなぁ、私。
そんな存在が都合良くいる訳ないのに。
でもフィクションぐらいはそうあったって良いじゃないかと思う次第です。

そんなこんなで第51話、公開致しております。
どうぞよろしくお願い致します。

2件のコメント

  • とうとう!
    待ちに待った更新!
    楽しませていただきます!
  • >西之園上実さま

    いやもう本当に大変長らく更新を止めてしまい、すみませんでした……!
    社会情勢が不安定になると、反動から少しでも明るいものを書きたくなるのはある種の現実逃避なのかしらと思わなくもないですが、改めてどうぞよろしくお願い致します!
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