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お知らせ:KAC連作の中止について

 こんにちは、水城しほです。
 閲覧ありがとうございます。

 本日はお知らせです。
 毎年続けてきたKACの連作短編ですが、今年は更新の目処が立たなくなったので、二作目までで終了とさせていただきます。
 いま公開している二作品については、後日非公開とする予定です。
 彼らの物語を最後まで描けなくて申し訳ありません。
 お付き合い下さった方、本当にありがとうございました。

 自主企画はそのままにしておきます。
 参加者の皆様のご健闘を、心よりお祈りしております。


 ※この先の文章は作者の事情に興味のある方のみお読み下さい※


 あまり言い訳をすべきではないと思ってはいるのですが、何も言わずに広げた風呂敷を放り出すのも無責任だと考えたので、ここに至る状況を記しておきます。

 以前より水城を気にかけて下さっている方はご存じのことかと思いますが、私はここ数年で生活環境が大きく変化しました。一昨年に父親を、昨年は姉を亡くし、今は母親の介護をしながら暮らしています。
 昨年末のノートでは、そういう環境面での問題を中心に据えて書かせていただきましたが、むしろ問題なのは「精神面の振れ幅」の方にありました。

 もともと私は二十年ほど鬱病と付き合いながら生きていて、そして、創作という行為は私に「生きる力」をくれるものでした。
 ですが、父を亡くした頃から、文章がうまく紡げなくなりました。姉を亡くした後、その状態はさらにひどくなりました。主治医には「短期間に辛い出来事がありすぎて鬱症状が悪化した」と言われています。
 本来なら一昨年も昨年も、そして今年も、連作などしている場合じゃなかった。それは自分でもわかっていました。だけど私は「自分にできること」を手放したくなかったので、無茶を承知で今年も参加を決めました。今までもできていたように、一度走り出せば駆け抜けられると信じたからです。母につきっきりなので集中できる時間はごく短いものでしたが、諦めたくはありませんでした。

 今年の短編を二作書いてみて、もう無理だ、と感じました。
 脳のキレが悪いというか、世界の構築も情報の整理も、今まで当たり前にやってきたことが恐ろしいほどできなくて、半ば恐怖に近いものを抱えながらの執筆となりました。
 そんな状態で書いているものが面白いわけがない。私自身も面白くない。お祭りに参加した時の高揚感もなく、公開後の心には虚無しか残っていない。この状況で作品を出すのは、読者に対して失礼なことだ。そう考えました。
 今年の目標は「完走」だったわけだから、惰性で続けてもよかったのかもしれないけれど、それが私や読者に良い影響をもたらすことは決してなかったでしょう。
 自分の中で不完全なままだったものを公開したことは、ただただ謝罪することしかできません。あがいてたんだなー、ぐらいに思ってもらえれば助かります。

 今後については未定です。書くことの楽しさはわかっているので、どれだけ時間がかかっても、いつかまた書き始めるつもりではいます。書きたいものだってたくさんあります。だけど、もう無茶なことはしません。しっかりと自分を立て直してからにします。
 しばらくは読み手に戻る感じになるのかな、と思います。もっと気楽にカクヨムをウロチョロしてみますね。


 最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
 必ずまた元気にお会いしましょう!

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