いつも本作をお読みいただき、ありがとうございます!
本日1月7日より、物語はいよいよ第4章へと突入いたします。
第3章では、生死の境を彷徨っていたアインがようやく目覚めましたが、彼を待っていたのはあまりにも過酷な「現実」でした。
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■ 第3章「君の還りを希う者」振り返り
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半月もの昏睡、生死の境を彷徨い続けたアイン。
暗闇の底で悪夢に苛まれる彼を繋ぎ止めていたのは、インスの必死の祈りと、その手のぬくもりでした。
「……ごめんなさい……ごめ、な……さ……」
うわ言のように謝罪を繰り返すアインが、ついにその目を開いた時。
インスの腕の中で、彼は初めて「年相応の子供」としての涙を流しました。
しかし、感動の再会も束の間。意識を取り戻したアインが語り始めたのは、その場にいた大人たちが絶句するほどの「あまりにも残酷で、詳しすぎる記憶」でした……。
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■ 本日1月7日公開:新章の見どころ
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本日より、物語はさらなる深淵へと足を踏み入れます。
アインが目覚めたことで、事件の真相が少しずつ形を成していきます。
しかし、それは同時に、彼らに過酷な「現実」を突きつけることでもありました。
皇宮呪師としての己の無力さを思い知るインス。
そして、癒えぬ傷を抱えたアインの運命は――。
平和な日常の裏側で静かに燃え広がる火種。
新章、どうぞお見逃しなく!
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◆ 聖皇国コラム:呪師の魔法と「癒やし」の壁
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第3章でも描かれましたが、聖皇国における「魔法」には明確な役割の違いがあります。
【皇宮呪師(インスたち)の精霊魔法】
・主に攻撃や破壊、物理的な現象を引き起こすために最適化されています。
空気の流れを操れば「衝撃波」に、火を熾せば「劫火」に。彼らの魔法は「敵を討つため」の力です。
【神官呪師(シリウムたち)の精霊魔法】
・対してこちらは「癒やしと補助」に特化しています。
同じ空気の流れを操る魔法でも、神官呪師が使えば、弱った患者の「呼吸を助ける優しい風」となります。
命を救う現場において、いかに皇宮呪師の力が無力であるか。
その「壁」に直面したインスの葛藤も、今章の重要なテーマとなっています。
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新章からも、さらに加速する物語をどうぞお楽しみください!
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ノリト&ミコト
【本編はこちら】 姉姫様は魔族を斬りたい!~最愛の弟皇子を救うため、女神の巫女は呪いをかけた魔族を探します~
https://kakuyomu.jp/works/822139839415666422【本作(番外編)はこちら】 皇宮呪師は護りたい!聖皇国列伝秘聞①~悪夢の海で瞑る翳・代償と贖罪の狭間で望まれる~
https://kakuyomu.jp/works/822139841737300083