まず、僕は体力がありません。
前のエッセイでも述べたけど、小さい頃に右肘を骨折して以降、体力が落ちたと思います。
というか、元からそこまで体力は無かったと思います。
努力で人並みよりちょっと上くらいにはいましたけど、その努力をやめた途端に人並み以下になったので。
年下の女の子とデートした時、初めて太鼓の達人をやった時も、すぐに腕がバテちゃって『疲れが見えてますよ(苦笑)』って言われちゃったし。
人生で初めてアニメのライブイベント、まあ『けいおん!!』の『Come with Me!!』なんですけど。その時も、ペンライト振っている最中で、何度も持ち変えていたし。他のオタクのみんなはたぶん、ずっと振りまくっていてすごかったと思う。
まあ、そんな感じで僕は体力があまりありません。
ニートみたいな生活を送り始めてからは、尚のこと。
もう歳だしね(笑)
あと、気力もないです。
嫌なことからはすぐに逃げます。
つまりは、根性なしです。
前にビートたけしさんが『1番の才能は根性だ』みたいなことを言っていて、当時の僕は『さすが、たけしさん。その通りだよなぁ』と共感したのですが。
今となっては違います。いや、たけしさんのその考え自体は否定しないし、今のその通りだと思いますけど。
でも、一般的にはダメと思われている『根性なし』にだって、メリットはたくさんあります。
まず、前述したとおり、嫌なことからすぐに逃げられます(笑)
この逃げるっての、すごく大事ですからね。
だって、自分が活躍できない、楽しくない、輝けないステージにずっといたって、時間の無駄でしょ?
なまじ根性がある人だと、親たちに言われたように、逃げずに嫌な仕事とか人間関係を続けてしまうけど。
それって、自分の人生においてすごく無駄だと思うんですよ。
まあ、その辛い経験も財産ではありますが。
本当に自分らしく生きたいなら、嫌な環境からはさっさと逃げるべきです。
それは恥なことではありません。
親とか大人とか、最もらしいことを言うけど、それを真に受ける必要はありません。
だって、偉そうに言う彼らだって、完璧な人間じゃないし、何なら他人に言うことを実行出来ていませんから(笑)
俺の経験上、仕事が出来ない奴ほど、仕事中に口うるさいからね。
黙ってろよ、この無能野郎が!って何度も思ったし(笑)
まあ、優秀な人は優秀な人で、周りを構わず自分1人でドンドン先に行っちゃうんだけど(笑)
とにかく、僕は人よりも体力、気力、特に根性がありません。
けど、そのおかげで、嫌な環境にずっと留まって、自分を決定的に壊すような悲劇に直面することは今まで1度もありませんでした。
うつ病とか、心が弱い人がなるイメージだけど、むしろ心が強い人、がんばり過ぎちゃう人がなることも多いから。
俺みたいに根性なしの方が、自分を傷付けずに、のうのうと生きてられますよ。