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◯自分を天才と思う人について

 誰しもが経験があると思う。

 俺って、天才じゃね?って思うこと。

 僕も普通にあります。今思うと、恥ずかしいことですが。

 小説でも、初めて新人賞に応募した時は、こんな面白い俺の作品だから、絶対に受賞するよ、みたいなことを思っていたし。

 小説を書いている時も、自分のことを天才だって思う人は結構いると思う。

 けど、俺はもうその段階を抜けました。

 とりま、本当の天才は自分の小説を書いていて天才だなんて思わない。むしろ、俺はまだまだだ、と苦悩することが多いはず。

 一方で、俺は天才だと勘違いする凡人は、そもそも執筆の経験値が足りないんだと思います。

 だから、もっともっと、たくさんの作品を書けば、己の無力さを痛感出来ますよ(笑)

 そうやって、山を越えて谷底に落ちた先に、ようやく落ち着ける平原があるんです。

 フラットな気持ちで自分の作品と向き合えます。

 趣味で書くなら、ずっと自分のことを天才だと勘違いしていて良いだろうけど。

 少しでも名を上げようと考えているなら、絶対にその山と谷は超えておいた方が良いですよ。


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