カクヨムロイヤルティが始まってからもうすぐ1年くらい。
僕が本格的にカクヨムに参戦してからもうそれだけの時間が経ち、色々な経験を積む中で色々と悟ったので、いくつかまとめてみました。
その1 カクヨムロイヤルティで稼いで生活するのは無理
このプログラムが始まった当初、そんな希望的観測を抱いたユーザーはそれなりに居ると思います。
僕も3〜6月くらいまでは、本気でそう出来るつもりでした。
けど、実際問題、無理ですね。
まず、ロイヤルティで生活できるくらい稼げているのは、トップオブトップの方々くらいだと思います。
確か、数十万でしたっけ?
自分で言うのもなんですが、僕もそこそこの上位ランカーです。
けど、とてもじゃないけどそのレベルには届きません。
せいぜい、数万くらいしか稼げません。
小説の広告収入は、某有名な動画サイトの広告収入よりも低いので。
しかも、コロナの影響で下がっていましたし。
そもそも、3月、4月の広告代は高いけど、それ以降は結構下がっちゃうので。
僕の予想よりも稼げませんでした。
ただ、ロイヤルティプログラムに悪い所はありません。
そもそも、少しでも執筆活動に励む人を支援したいというコンセプトがあったと思うので。
まるっきり、ロイヤルティの収入だけで生活できるとは謳っていないので。
現に、僕はたった数万円でも、生活費を稼げて助かっています。
何より、その収入をモチベーションに創作活動に励んだことで、以前よりもずっと名を知ってもらうことが出来ました。
とりあえず、まあ、ロイヤルティだけで生活費を稼ぐのはほぼ無理なので、がむしゃらにたくさんの作品を書きまくるのをやめました。
それよりも、今は1作品に絞って、ランキング上位に上げた方がコスパが良いと気付いた今日この頃。
その2 書籍化すれば良いってもんじゃない
ロイヤルティの収入だけで生活するのが無理なら、やっぱり書籍化はマスト。
僕は遅ればせながら、そう気付きました。
ネット小説の作者の目的はみんな恐らく、書籍化でしょう。
たまに、純粋に趣味として楽しんでいる人もいますけど。
僕ももちろん、書籍化が夢です。
ただ最近、がむしゃらに書籍さえすれば良い訳じゃないと、ふと考えたのです。
例えば、本来はラブコメの書き手だけど、ちょっと売れ筋を狙って、異世界物に手を出したらヒットして。
そのまま書籍化したとします。
その逆も然りですけど。
その書籍化作品がずっと続いてくれれば良いけど。
なかなかそうも行かなかった時、次にまた作品を書くと思いますけど。
もう、この人は異世界系の作者さんだと、ある種のレッテルを貼られてしまって。
本来の自分の得意分野で勝負出来なくなるかもしれません。
僕も、異世界ものはやっぱり市場がデカく、ヒットしたら夢がありすぎるのでいくつか作品を投下しましたけど。
あまり振るわなかったのでやめました。
書いていて、楽しかったけど。
やっぱり、自分の得意分野はラブコメなんだと思いました。
だから、僕はこれからもずっと、ラブコメを書き続けるでしょう。
そうやって、自分の得意分野で書籍化した方が、後々のブランディングもしっくり来ると思います。
書籍化したこともないくせに、偉そうに言って申し訳ないですけど。
そういったことも見据えるのは、大切だと思います。
まあ、もし僕が書いた異世界物がヒットして書籍化の依頼が来たら、受けちゃいますけど(笑)
でもその時は、『ああ、僕はもう、しばらくラブコメは書けないかもしれないなぁ』と覚悟を決めると思います。
主に以上の2点を悟りました。
大分長くなって申し訳ないです。
とりあえず、ロイヤルティだけで生活するのは無理だから、ガムシャラに作品を更新しないし、自分の得意じゃない分野で書籍化しても後が苦しいし、書籍化だけが幸せの全てじゃないから、無理して書籍化も目指さないし。
だから、僕は肩の力が抜けました。