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『素人の書く、超☆激辛批評:R』でミスをしてしまいました


 本日、『素人の書く、超☆激辛批評:R』に投稿した京野 薫さまの作品『きっと私は狂っている』の批評に対し、角々三角形さまよりコメントを頂きました。


 内容は、批評の指摘箇所について「三鞘ボルコムは『間違い』だと指摘したが、原文が正しいのではないだろうか?」といったものです。
 そして、その箇所を再確認したところ……「私の誤読であった」ということが発覚いたしました。

 本批評をご覧になってくださった皆さまと、作者の京野 薫さま、並びに作品に対して深く謝罪を申し上げます。

 批評には訂正の追記をさせて頂きました。
 皆さまに再度読んで頂くのは失礼かと思いますので、ここに該当箇所を訂正文含めて批評から引用します。


△▼△▼△▼△▼△

 次は「表現のミス」を指摘させて頂きます。
 第5話より引用します。
――――――――――――――――――
 アイツが居なければ……早耶香は間違いなく私の物にはならない。
――――――――――――――――――
 「アイツ」とは恋敵の「桂木先生」です。
 文脈が少しおかしいですね。これでは「桂木先生がいないとダメだ」と言っているように読めてしまいます。内容が逆ですね。
 正しく表現するのなら「アイツがいる限り……」などですかね。

※本批評の読者さまより「この表現は、原文が正しい気がする」とのご指摘を受けました。「この文章だけなら確かに違和感を覚えるが、続きの文章を読むと正しく読み取れる」と仰られたのです。

 そしてご指摘の部分を再確認したところ……私の誤読であることが発覚いたしました。説明のために該当箇所を引用します。
――――――――――――――――――
 それもこれも桂木先生のせいだ。
 アイツがいるから早耶香が私の物にならない。
 アイツがいなければ……

 アイツが居なければ……早耶香は間違いなく私の物にはならない。

 それも分かっていた。

 桂木先生が仮に死んだとしよう。
 そうしたら早耶香は嘆き悲しんだ後、原因になっている居ないに関わらず私のことをゴミでも見るようになるだろう。
 当然だ。
 もう早耶香は私を恐れる必要は無い。
 彼女に脅迫が成立しているのは「桂木先生を守りたい」と言う早耶香の愛につけ込んでいるから。
――――――――――――――――――
 ……ご覧の通りです。
 主人公は「恋敵がいなくなれば……」と考えた後に「本当にいなくなってしまえば、ヒロインを縛る手段も同時に失ってしまう」と結論を出しています。

 私は最初に指摘箇所の文章を目にした時に「記述間違いだ」と決めつけ、そこでいったん文脈の繋がりを意識から切ってしまっておりました。そのために、この流れに気付くことができませんでした。

 本批評をご覧になってくださった読者の皆様と、何よりも作者さまと作品に対して深く謝罪を申し上げます。

△▼△▼△▼△▼△


 どのように言い繕っても、私の誤読であることは否定のしようがありません。


 「以後は、このようなことがないように……」と言っても信用はないですね。私はこれまでに何度もミスを繰り返してきていますから。
 去年からお付き合いくださっている皆さまはご存知の通りです。

 ミスをゼロにすることはできませんが……なるべく減らす努力はして参ります。
 そしてミスが起きた時に対応を誤らないようにも努力します。
 こちらに関しては信用を得られるよう、最善を尽くす所存です。


 最後に、このことを指摘してくださった角々三角形さまに感謝をするとともに、皆さまに、そして京野 薫さまに誤った指摘をしてしまったことを深くお詫び申し上げます。
 本当に申し訳ございませんでした。

8件のコメント

  • この度はこのような誠意に満ちたご対応頂き、恐縮です……

    誤読についてですが……お忙しい中での事、対価も発生せずご負担の大きな事をお願いしている事考えると、むしろここまでして下さっていることに、心震える思いです……

    まして三鞘様は機械ではないので、何らかのズレが生じるのは無理無いとは思います。
    それでも三鞘様の力量と行っている批評の価値は、いささかも曇るものではないと信じています。

    むしろ今回の事で三鞘様ご自身の価値を、自らで貶められる事はありませんし、私もそれはまったく望みませんゆえm(_ _)m
  • 京野 薫さま、寛容なお言葉ありがとうございます。
    そちらの近況ノートにもお返事を頂いたのに、こちらにまでご足労させてしまい申し訳ございません。

    確かに……批評を書くのが大変なことであるのは事実です。
    ですが、私は1年以上批評を書いてきましたからねぇ。
    「大変なこと」だというのは最初から分かっていて続けているのですから、それは言い訳にはできません。

    ただ、こちらの本文でも書いた通り「何度もミスを繰り返してます」ので……w
    ご心配してくださっているような「自分を貶める」などというようなことはありませんのでご安心くださいw

    しかし「ミスはミスとして」真摯に受け止めさせて頂きたいと思っております。
    私に間違いがあり、それで大勢の方や、京野 薫さまと作品にご迷惑をお掛けしてしまったのは事実なのですから、その謝罪はしなくてはなりません。

    再三にはなりますが、今回の件は本当に申し訳ございませんでした。

    それと「京野 薫さまとご縁を深める」というのは、私の方こそお願いしたいくらいです。
    良い作品を書き、礼儀も弁えられておられる方とは、ぜひお近づきになりたいですね。(私の方こそ礼儀のなってない人間ですが)
  • 誤読というよりは、書き方の問題なのかなと思ったりしました。
    そういった捉え方もされるよーみたいな。

    読者は基本的に上から下向きに読み進めていくだけです。
    続きの文章を読まないと正しく読み取れない――ような、「誤読を招くような表現」は避けるべきではないかと、個人的には思います。

    なので、今回の場合はお互い気づけて良かったんじゃないかなーと思いますよ。

    あ、そうそう。だいぶ遅くなりましたが、近いうちに先行公開の新作、読ませてもらいますね。
  • 兎のしっぽ🐇さま、ありがとうございます。

    確かに仰られる点はあると思います。
    少し、分かりにくい書き方だったとは思いました。

    ですが批評などをしている以上、私はそれに気付けなければいけなかったのだと思います。
    その上で、仰られるように「誤読を招きかねない描写だ」と指摘するべきでした。

    しかも今回は(今回も?)、自分で気付けたわけではありませんからねぇ。
    私の精進が足りなかったとしか言いようがありません。

    それと新作の件ですが、ぜひ厳しく見てくださいw
    前回の先行公開の時は数多くの批判意見(主に主人公のキャラ造形)があったのに、今回は少し手ごたえがなくて……。
    いや、批判されたいわけではないんですがねw
  • 度々失礼致します。

    先程兎のしっぽ様と三鞘様のやり取り拝見し、今回の問題は私の技術不足によるものかも知れない、と気付かされ大変申し訳ない気持ちです……

    私の力不足で三鞘様に恥をかかせてしまった、と言うのがどうお詫びすれば良いか。

    むしろ私のほうが謝罪文を書きたいくらいですが、それも違う気がするし却って話を変な方向に大きくしてしまうだろうし(汗)

    なので、ここで私の方も謝罪させて頂ければと……

    この度は私の力不足により、多大なご迷惑をお掛けし心よりお詫び申し上げます。
    未清様には謝罪文等多大なご苦労をおかけしたことも重ねてお詫びを……

    そして、上記のような文章を書いている立場ではありますが、三鞘様よりご交流に前むきな返答頂けた事、本当に嬉しかったのでぜひお願いできればな……とも思っております……
  • 京野 薫さま、再度のコメントありがとうございます。

    まずですが、私への謝罪は不要です。
    今回の件は私が気付いていれば最初から起きなかった問題ですし、何より「私の恥」など気にすることはありません。
    恥ばかりの人生ですからねw この程度、何のことでもありませんよ(少しは気にしろともいうw)

    そして、今回の件は前向きに捉えましょう。
    私は「注意力が足りなかった」ということに気付けましたし、京野 薫さまは「文章に分かりにくい点があった」ということに気付かれました。

    ここは我々同士で謝罪しあうよりも、これらを気付かせてくれた角々三角形さまと、兎のしっぽ🐇さまに感謝をしましょう。
    きっとその方が、お二方とも喜んでくださるのではないかと。

    「誠意を尽くす」とは、何も謝罪することだけではないと思います。
    「嘘偽りなく、相手の望むように尽くす」のが誠意だと、私は思っています。
    私は当然ですが、他の方も京野 薫さまが暗く落ち込むことなど望んではいませんよ。

    きっと私に対しても、皆さまは同じように思ってくださっていると思いますので、私は落ち込んだりはしません(心臓に毛が生えているだけとも言うw)

    このような素晴らしい方々に巡り合えたということが、私がカクヨムで活動するようになって一番良い出来事でした。
    京野 薫さまも、その一員になって下されれば嬉しいですね。
  • 何度も失礼致します。

    三鞘様の寛大なお言葉、有り難く頂戴致します。
    心より感謝を……

    そして、私に気付きをくださった
    「角々三角形さま」「兎のしっぽ🐇さま」
    に心からの感謝をこの場をお借りして……
    今回は有難う御座いました。
    お二人に頂いた貴重な学びを、何とか今後に活かしていこうと思っております。

    三鞘様のお言葉の
    ▷「誠意を尽くす」とは、何も謝罪することだけではないと思います。
    「嘘偽りなく、相手の望むように尽くす」のが誠意だと、私は思っています。

    ……鳥肌が立ち、心底感動しました。
    やはり当初から思っていた通り、本当に人や創作に対して誠実な御方なんだ……と、改めて尊敬の念を深めましたm(_ _)m
    三鞘様の先のお言葉、本当に大好きです……

    はい。
    こんなわたしで良ければ、その末席に加えて頂けるよう努めさせて頂きますm(_ _)m

    追記:三鞘様のご批評頂いて以降「きっと私は狂っている」が一気に色んな方に読んで頂けるようになり、多数の評価も頂けました✨

    あらためて三鞘様の影響力の大きさを感じ、感服するばかりです(汗)
    本当に有難う御座いますm(_ _)m
  • 京野 薫さま、再三のコメントありがとうございます。

    とりあえず……少し恥ずかしいので今回の件はすっ飛ばして……w

    PVや評価が増えましたか!
    見てみると批評時と比べ「PVが100」「★が9」伸びていますね。
    本批評は「参加作の紹介」も目的の1つですので喜ばしい限りです。

    影響力……やっぱりあるんですかねぇ?
    以前にも言われたことがあり、心には留めるようにはしているんですが……実感はありませんw

    ただ御作の評価が伸びたのは、御作が面白かったからですよ。
    面白くなければ、例え批評から御作を読み始めたとしても数話で切られてしまいますから。

    しかし参加作に影響があるのならば、尚のこと「いい加減な批評」はできませんね。
    気を引き締めなければ、と思う所存です。
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