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新作の方針


 およそ10日間にわたり、新作へのご意見やご感想を皆さまから頂きました。
 本当にありがとうございます。

 おかげ様で本作の問題点や、私自身の問題点、課題などが見えてきたと思います。
 いずれも一朝一夕に解決できる問題ではありませんが、できる限りで頑張って参ろうと思います。


 で、新作の方針なのですが、前回は「第13話を三人称で書いてみた」ということで皆さまからご感想を頂きました。
 結果といたしましては「一人称と三人称は一長一短」「三鞘ボルコムは三人称の方が向いていると思う」というのが結論ですかね。

 さらに「ギャグを意識しすぎていて、ネタがクドい」とのご指摘も受けました。
 一旦、ギャグということは頭から離した方が良さそうですね。


 これらを受けて、一人称と三人称のどちらで本作を書き進めるのかに悩んだのですが……私は「両方とも書く」と結論いたしました。
 えぇ、【一人称版】と【三人称版】の2つ書きます。

 このように考えた切っ掛けは「三人称で書くなら、一人称で書いた13話分はボツか……。もったいないなぁ」と思ったからです。

 もちろんそれだけが理由ではなく、こういった試みをされている作品は稀ですので、皆さまの何かの参考になるかも知れないとも考えています。
 というか、私自身が一人称と三人称の「文章比較」や「PVなどのデータ比較」に興味があります。

 2作分を書くのは大変だ、ということは重々承知しておりますが、やれるだけ頑張って参ろうかと思います。(ムリだと思ったら諦めるかも……?)


 ご意見・ご感想を下さった皆さまはもちろん、コメントを残さずともテスト版を読んで下さった方々にも改めてお礼を申し上げます。
 本当にありがとうございました。


 今回、急ぎですが『第1話』を三人称で書いてみましたので、ここに公開させて頂きます。(今回は無理にご感想を下さらなくても大丈夫です。頂けるのならありがたく拝聴させて頂きますが)
 比較の為に【一人称版】も置きますが、こちらは前回に公開したものと一字一句変わっておりません。

一人称版URL:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/oYhPmhtC92bIFnrexrvupZy3AQmpdsPS

三人称版URL:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/hOIJJq4UrAqj5hTpvcRCHiRW0DD9UjVe


 作業量が増大しましたので、完成まで今しばらくかかりますが……。
 どうか、お許しください。

8件のコメント

  • 結構厳しめのことを言うと……。
    元が一人称だったのを無理やり三人称にした『だけ』という感じです。まだ一人称版の方が良かった気が。
    作業量2倍になるのもあれですが、多分結果としてどっちかに引っ張られてどっちの品質も下がりそう。
    三人称書くなら、いっそのことシーンの書き方や視点なども変化させた方がいいかと思います。
  • 和泉将樹@猫部さま、手厳しいご意見痛み入ります。

    >三人称書くなら、いっそのことシーンの書き方や視点なども変化させた方がいいかと思います。

    これは「一人称は主人公視点」「三人称はヒロイン視点」といった具合にした方が良いのでは? ということですかね?
    一理あるかとは思いますが……全部をそうしてしまうと「一人称と三人称の作品」ではなく「主人公視点とヒロイン視点の作品」となってしまうために比較はできなくなってしまうんですよね。(一部、三人称版にはヒロイン視点のエピソードを入れる予定です)
    今回は「一人称と三人称の比較」を優先したいと思います。

    「三人称にした『だけ』」「どっちかに引っ張られてどっちの品質も下がる」というのはしないようにと思いますが……ここは出来る限りで頑張るしかありませんね。
    そもそも私の実力では「完璧な作品」などとは程遠いのですから、とにかく少しでも良いものを目指して頑張るしかありません。

    せっかく頂いたご意見を無視するような回答となってしまい、申し訳ございません。
    ですが頂いたお言葉は胸に刻みつけて執筆に挑みたいと思います。
    何度もご意見を頂き、ありがとうございましたっ。
  • あ、いや……。
    少し考えてみましたが「ヒロイン視点」で書いてみた方が面白そうですね……。

    しかしそうすると「一人称と三人称の比較」が薄れてしまうのも事実……。
    うむむ、どうしたものか……。

    少し悩んでみます。
  • 最終的にどういう形にするかを決めるのは三鞘ボルコム様次第なので、そこはお気になさらず。

    ただ、セリフ含めて全く同じもの以外ほぼなかったので、これならあまり意味はないのでは、と思ったのは事実で。

    視点といったのは、例えば最初のシーンは試合を見る陽一郎の様子を客観的に表現しつつ試合の方に注目させて、会場を出てから彼の一元視点に変化させるなどでしょうか。
    そうすると『出て行った』ことの理由付けを提示できる感じでメリハリでるかもと。一例ですが。
    三人称は心情表現以外にある程度『神の視点』を入れても不自然にならないように出来るのが利点ですし。
  • あ、逆に(私のやったやつみたいに)ヒロイン視点との同時展開は面白いと思います(w
  • 和泉将樹@猫部さま、再度のコメントありがとうございます。

    「部分的に一人称と三人称を使い分ける」ということですか……。
    確かにやりようによっては面白いとは思いますが、書く方はもちろん、読む方も難易度が高そうに思いますね。
    地の文の視点を頻繁に変更するのは難しいかと思いますが……。

    それと「ヒロイン視点で書く」ということについては丸一日悩んだのですが……断念しようかと思います。
    「ヒロインは主人公としてデザインされたキャラではない」というのが最も大きな理由です。
    部分的になら可能ですが、全編通して「ヒロイン視点」とするのは先々で無理があると感じました。

    でも「2人の主人公の視点を描いた物語」というのは面白そうですね。(すでにそういう試みをしている作品もありますが)
    いつか、私も挑戦したいと思いますね。
  • 何度もすみません。

    一応、以前見ていただいた竜殺しは視点の組み合わせだったりします。
    神の視点的な完全三人称と、主人公の一元視点の組み合わせ。
    違和感あまり感じないようになってるかと思いますが。
    完全三人称と三人称一元視点の組み合わせなら、意外に違和感出ないものらしく。
  • 和泉将樹@猫部さま。
    いえいえ、謝られるどころか感謝を申し上げます。

    そうでしたね。御作は基本的に「神の視点」として、ときおり三人称一元視点となっておりましたね。
    私の場合は「神の視点」というより、「キャラクター性を持ったナレーター」のような感じになっておりますかね。

    ここら辺の違いから、「一人称にしたり、視点を移動させる」というのは上手く扱わないと混乱するものになるかと懸念します。
    (御作の場合、「神の視点」が(良い意味で)極端でしたので、視点移動が分かりやすかったと思います)

    まぁ、全て私の実力不足が問題なんですがねぇ。
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