昭和生まれの私に、AIを使って仕事をしろと言われても、なかなかハードルが高いです。
私の所属はデジタル企画部。
部署名を聞けば、AI導入は避けて通れないことくらい分かっています。
そしてついに、その日がやってきました。
「今後はAIを使った企画書作成も進めていきます」
無理です。
「まずは使ってみましょう」
無理です。
「簡単な文章作成から慣れていけば大丈夫ですよ」
強制ですね。
まずは文章を作ってAIに聞いてみる。
すると文章を修正してくれるのかと思ったら、なぜか普通に返事をしてくる。
違う、そうじゃない。
もう一度送る。
また返事をしてくる。
違う、そうじゃない。
気が付けば会話になっている。
私は文章を直したいのであって、雑談をしたいわけではない。
そんな私を見ていた上司が言った。
「まずはAIに質問できることからやれば大丈夫」
無理です。
「AIを使って作りたい企画あるでしょう?」
ないです。
「いや、あるから」
ないです。
「とりあえず何でもいいから企画を出してみて」
結局、AIでは作れず、自分で企画書を作って提出した。
上司が企画書を見ながら言った。
「ほら、企画できたじゃない」
いえ、自分で作りました。
「AIは?」
今、お休み中です。
たぶん私の相手で疲れたんだと思います。
「次回はAI使えるようにしておいてね」
そんなことを言われましたが、正直な感想を言うと、
AIに聞くより、自分で作った方が早かった。
一日中AIと向き合った結果、
作った企画書は自作。
AIの成果はゼロ。
……次回こそは仲良くなれるのでしょうか。
今のところ、AIより私の方が疲れています。