みなさん、こんばんは。
『邪馬台国異聞 ~霧の記憶~』第六章を公開しました。
今回は、現代と古代、両方のパートが大きく動き出す転換点となる章です。
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【現代パート】
副題は「霧の中心、火の記憶」。
舞台は霧島からさらに南下し、大隅半島へ。
曽於市や志布志市といったあまり語られることのない南九州の歴史遺産にスポットを当てつつ、紫苑とイオナが「狗奴国」の痕跡を追います。
西都原遺跡や桜島の描写も交えながら、視野は「火山と霧」に包まれた南九州の精神世界へと広がっていきます。
次第に浮かび上がる「火の巫女」という新たなキーワード。
これが古代パートとどう結びついていくのか、ご注目ください。
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【古代パート】
副題は「霧を超える者たち」。
老いた卑弥呼と若き台与。
そして狗奴国との衝突が、いよいよ避けられぬ局面に。
この章では、卑弥呼から台与へと受け継がれる“霧の火”、
そして「邪馬台国」という国の行方を左右する、台与の決断と苦悩が描かれます。
霊威と現実のはざまで、ひとりの少女が「火の巫女」として歩み始める姿。
きっと心に残るものがあると思います。
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次章、第七章からは「クライマックス三部作」となります。
邪馬台国と狗奴国、紫苑とイオナ、それぞれの対峙と選択が描かれていきます。
完結まで、どうぞお付き合いくださいませ。
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