完結記念におまけのプロットを公開してみます(あくまで自分メモだから読みにくいよ!)。
もちろんネタバレしかないので、本編を読んでからどうぞ。
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【おまけプロット】
「今日シルヴィアを国に連れて帰りたい……? は? 駄目に決まってるでしょ」
皇帝に結婚の挨拶に行くも断られる二人。まずは王国での環境を整えてから。反論できず黙り込むミリウス。
皇帝からの提案。シルヴィアの存在も対外的に公表していないし、まずは明日のパーティーで実績をつくっては?
渋々了承し、部屋を去る帰り道。あなたと離れたくない……。縋るミリウス。結婚自体を断られたわけじゃなく時間が経てばできることだから……説得するシルヴィア。
(シルヴィアが前向きなことに感激して?)キスをするミリウス。
しばらくして、シルヴィの私室にミリウス登場。
服も着替えて爽やかに。
事務手続きを終えてきた、これで晴れて二人は婚約者。
堂々と会える。
その喜びのままに、シホといちゃいちゃ触れあうミリウス。
しかし疲労が溜まっていたのか、シルヴィアを腕の中に抱いたまま寝落ち。彼のために動かず待つシルヴィア。
目覚めたとき愛する彼女がいて――喜ぶミリウス。
翌日。元、シルヴィアの婚約発表パーティー。
皇女の生存に湧く会場。
皇帝自らの発表と、皇帝と瓜二つの見た目が、本来なら疑われても仕方がない皇女生存の報を、圧倒的な真実味で黙らせていた。
忘れかけていた惨事からの奇跡の生還と、唯一の兄妹を守るため16年間も秘匿していたという皇帝の兄妹愛の美談に会場が酔うなか、シルヴィアに会場中の視線が注目する。
シルヴィアは「皇女が本物かどうか信じられないのよ」というが、ミリウスは「婦人たちはそうかもしれないが……」と渋めの顔。
「?」シルヴィアが首を傾げれば、「男たちは……明らかに違うだろう」皇女生存の報に、しかもその皇女が妙齢の結婚適齢期の淑女だと知れば……。
「皆、あなたを狙っている……」一段と距離を詰めるミリウス。もう初対面の距離ではない。いつでもシルヴィアの腰を抱ける距離で眉間に皺を寄せている。
「まさかそんな……」と思いつつも、いまの自分は皇女であり、逆玉の輿の可能性を考えて納得しかけるシルヴィア。
そんな折りに、偶然現れる元婚約者(兄が勝手に決めようとしていたらしい)トゥッリオ登場。ミリウスの額に青筋。
友好的に接しようとするものの、頬がどことなく引き攣っている。
トゥッリオが初めて目にするシルヴィアとの歓談に移ろうとしたところで、シルヴィアはミリウスに腰を攫われる。
強制的に退去もといテラスまで連れられて、ご立腹のミリウス。
「シルヴィ、俺は心が狭いのかもしれない……」
あなたのことになると、自分が制御しきれない。
ほかの男とあなたが談笑しているのが見ていられない。
(自制するようにと理解はしているのだが……)
「大丈夫。私もいっしょよ」
きっとあなたが他の令嬢に囲まれているとモヤモヤした気持ちになる……。そう言うと破顔して喜ぶミリウス。
シルヴィからの焼きもち。嬉しくないはずがない。
「離れたくない……」「ずっとこのままだったらいいのに」
「このまま……あなたを国まで連れ帰れたらいいのに」
一度は離れなくてはならない現実。
「保証がほしい。あなたに愛されていると実感できる保証が」
どうすればいいかわからないシルヴィア。
「どうすればいいの……?」
とりあえずぎゅっと抱き締めてみる。
ミリウスはそっと微笑んで、柔くシルヴィアを抱き締め直す。
「あなたは気づいていないだろうが……」
あなたの着るこの国の衣装は、ウィルテシアに比べ開放的で――とても扇情的に見える。
「!?」
「女神に似て淑やかで――他の色に染まる前に――――どこかに閉じ込め俺だけのものにしたくなる」
ミリウスの独占欲。
「心配なんだ。あなたが、誰かに取られないかと」
「大丈夫」
「その、保証が欲しい」
「…………」
「どうすればいいの……?」
ミリウスに問えば、彼はやや間を置いて……。
「俺を、愛してると言ってほしい」
「あなたからはまだ聞いていない」
やや躊躇って、小さな声で「愛してる」
愛してると言って、キスをして、婚約者として発表するために会場へ腕を組んで戻って、終了。
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このプロットがあぁなるんですよね…!
大人ミリウスは多幸感と余裕を出したかったんですけど、恋人のことになるとまだまだのようです。
このあと二人は一度別れて、王国側の受け入れ態勢が整ったころに、婚約者としてシルヴィアさんが王国入りします。
諸々の事情で結婚までは数ヶ月あるので、きっと初々しい恋人ムーブをしてくれるんだろうな~。
その後に繋がるという意味ではプロット版のほうが適切なので、もしかしたらそのうち書き直すかもしれません。
ある日中身が変わっていたらそんな事情だと察していただければ……。
プロット通り書くのは難しいですね!
精進します!