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薬と毒。【神の一皿は勝利を約す】のアホみたいに長い感想です。


 【五色ひいらぎ】様、この度はグルメ、バトル企画にご参加いただきまして
誠にありがとうございます。

作品の方には☆評価と感想を書かせていただきました。

 ここからは薬と毒の時間です。
この感想は【二章読破】までという事、
あくまで【個人の感想】であるという点についてご留意ください。
読んで気持ちの良いものではない事をご理解ください。

毒と薬になる感想書くのって怖いのよ。
読んでないとこの量は書けねえぞという強い気持ちで書いてる。

 なるほどなぁ、という点がたくさん感じられました。

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以下メモ、

★目に付いた技術的な部分。

 一話目で目に付いたのは、文章がギッチリだった事。
行段落はついてるけど、密集している為に可読性が下がる。

 文章量と、行数の兼ね合いで変なところで改行されてしまう。
カクヨムでは文字の大きさを調整できるので、この部分を
重視する必要はないが、デフォルトで改行による文章の崩れが
読者の可読性を下げる可能性は十分にある。

※本文から引用

 一礼してダイニングルームに入っても、食卓に集う貴族たちは表向きの関心を見せ

なかった。視線だけが正直だった。わずかに眉をひそめる者、好奇の籠ったひと睨み

を投げてくる者、それぞれがそれぞれの形で、料理の盆を持つ卑しい小僧――俺を値

踏みしてくる。

※わかりやすく空白を開けています※
※近況ノートのプラットフォームだとちゃんと見えてないかもしれない。

「関心を見せ」「なかった」の様に
文章が改行によって分断されたり、「人睨み」改行がはさまり
「を」が文の最初に来ることで人は読み辛さを感じてしまう。

最初の一文目からこの印象があると、読者に疲れを感じさせてしまう。

縦読みの書籍と横読みのネット小説では媒体が異なる為、
読みやすさが重要視される傾向にある。

特にネット小説ではページ数に制限がない為、読みやすさの為に
改行を駆使しても問題ないと個人的には思う。

カクヨムのユーザーは圧倒的にスマホの割合が多い。
スキマ時間で娯楽を楽しむのが主流だからだ。

PC上サイトにおいて、綺麗に文章が纏められると、
スマホ版でも比較的、スマートに文章が改行される仕様になっている。
これはカクヨム特有の機能である為、他の媒体では注意。

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★文章量について

 情景の描写が非常に綿密であるのと同時に、
話が進まないなという印象が生まれる。
これは好みが分かれるので、作者の好きにするべき。
書籍向きの十分な情報量です。

★一章の総評。
物語構成、ストーリーラインに関して言えば何の文句もない。
こういう世界観ですよ。という丁寧な描写もあり、設定が
しっかりしている事がうかがえる。
キャラクターの見た目描写も丁寧で分かりやすい

★読んでて気になる点
【緩締(かんてい)の『締』がすごく多い】ずーっと空気が緊張で
締め付けられる。息を吐く暇がない。
これは物語における【集中力を削ぐ要素】になっている。
演出や見せ方の技術に関わってくる部分。

※緩める要素としては、魔法の料理以外にも
料理描写を挟んだりすることで、空気を入れ替える事が出来る。
そして、これを挟むことで、ルネ(アメール)の内情。
人となりを深く掘る(魅力の開示)が可能となる。

二章

 冒頭、主人公が思いを馳せる描写、分かりやすく仕切るべき。
ここは見せ方の部分。――(ダブルダッシュ)などを使い
回想ですよと読者に伝える。場面が変わるというのは
読者にとって負担になりえる。わかりやすく。
(終わりは分かったが、入りが分からなかった)

★魔法の料理説明。

 道すがらであることから、語って聞かせるを選択したと思われるが、
作品のテーマとして、魔法の料理と普通の料理の違いを
【アクション】によって見せないのは非常にもったいない。

 魔法料理以外も料理はテーマとしての見せ場になりえる。

 ここは演出の部分。場面として【魅せる】事で
魔法の料理の凄さ、説得力の向上を狙える。

★ちょっと気になる点
常用漢字外の熟語の使用。「慇懃いんぎん」
常用漢字、常用外漢字、読んでてちょっと詰まることが多かった。


★個人的に「あ~ってなる」感想。

★主人公ルネ、アメール

主人公ルネ、アメールの年齢にそぐわない
精神的な幼さ。
外界との隔離と生まれの所為と考えられるが、
良い歳したおじいちゃんやろ。

過去に何があったのかは知らないけど、態度が悪い。
俺の好感が上がらない。

二章までの話でルネの想い、過去の開示があったが、
これによって、心境にどのような
変化が訪れて、山に籠っていたのかという
読者が納得する理由が出てこない。

ここを後回しに出来ない人には気になる点になる。

不老不死の食材を求めて山に行ったよね。
失敗したの? で、それでどうしてそうなったの?

なんで?という気持ちが先行する。
なんかルネ。純粋に人を思いやる気持ちがねぇな……。
ヴィクトールから受け取った道徳や理念や優しさは
ふたりの間柄にしか有効じゃないのか……?

明確な理由があるのだとすれば即座に出してほしかった。
少なくとも俺の目には終始態度が悪いキャラと映った。

俺の中の田中角栄先生が苦言を呈している。
「人を思いやる心こそ、その人の魅力だ。人を大事に出来ない奴は必ず人から見放される。自分の他人に対する態度がそのまま自分に返ってくるんだ」

★エティエンヌ
すげぇ、穴だらけの王子だけど、年齢的な幼さや
環境と境遇がこんな感じにしてしまったんやろな(察し)
うんうん、心優しくていい子なんだよね。そうだね。(満面の笑み)

★ジャック
そうそう、お前の持っている印象と経験とエピソードが
いち早く欲しかったんだよ! もっと早く出してよ!
読者はキャラクターに良い印象を持ちたいんだよ!

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★カタルシスに関して
【溜めが長いっ!】
 情景は詳細に入ってくる。心情も深く掘り下げられている。
この手の読み物が好きな人には深く刺さる。

 だが、読んだ文章に対しての報酬が遅い。
これはアクティブユーザーにとっては致命的。

「魔法の料理ってどんなものなの?」
という期待に対し、解決の公開が遅い。
カタルシスのチャージは十分に出来ている。


※物語自体の精度は高い。

★じゃあどうしたらいいの?

魔法じゃなくても、料理の描写を増やす。
ルナの料理に対する情熱、プライドや人となり
早い段階で魅力を分かってもらえる描写を出す。

料理が完成すれば、読者はそれが「報酬」だと認識する。
ファンタジー食材による料理、これが読者の期待している
「報酬」だと思う。


正直な感想。
「求めている報酬がほしい」

過去にもノートに書きましたが、
人が娯楽で小説、文章を読む時というのは
「約束された報酬」があるからなんですね。

ジャンルによって読者の感じる報酬は様々ですが、
「ハーレム」なら女の子とのイチャイチャ
「冒険」ならまだ見た事もない土地のワクワク
といった感じで、読者を繋ぎとめる
「持続性」を担保しなければならない。

タグやあらすじなどを介して自分の好きなジャンルを探り、
「この作品なら合うかな?」という一種の賭けをするわけです。

感想は千差万別。様々な考えがある事でしょう。
このなげ~~~~~~~~感想は
ひとつの意見としてチラッとするくらいでいいです。

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如何でしたでしょうか? 少なくともAIよりは人の感情に踏み込んだ
感想だと思います。

ボクの中の田中角栄先生

「耳障りの良い言葉は誰でもいえる。しかし、酸いも甘いも、読んだからにはきっちりと感想を添えるべきだ。この感想で気分が滅入る事もあるかもしれない。だが、自分以外の視点から指摘が入るという事は大変喜ばしい事だと思う。見たまえ、小説を書く友人が一人もいない人間はAIに話しかける事しかできない。解析は出来るかもしれないが、感情が入った人間の感想に勝てるものなどない。特に物語の連続性においてはその精度は人間以上の者は存在しえない!」

はい、ボクの事ですね。わかります。
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おいおい、全然足りねぇよ! まだ疑問に思う部分がたくさんあるよ!
という場合、コメントを残してくれるとありがたいです。

何処にアプローチを掛けるべきなのか?
技術的な問題に関してはどうなのか?

その辺はボクの近況ノートか、
エッセイ小説「今すぐ俺を殺してくれ」を読んでください。

今回のイラストは、しらぬいです。

3件のコメント

  • まずは、読んでくださっての所感を非常に精密に言語化してくださりありがとうございます。とても助かります!

    内容を読み込んでの回答はしばらく(数日程度)時間がかかると思いますので、とりいそぎ「読みました」のご連絡まで。

    ここまで細かいフィードバックをいただけるとは思っていませんでしたので、大変感謝しております。
    重ねてになりますが、ありがとうございます!
  • <五色ひいらぎさん。

    自分にできる限りの考えを書かせていた抱きました。企画への参加、進捗ノートへのコメント、大変ありがたかったです。

    個人の心境としては、キチンと企画の概要を読んで頂けた事が一番人の心を感じました。改めて、ご参加ありがとうございました。
  • お返事、数日と言いつつ大変遅くなってしまい、すみませんでした。
    この間、いただいた感想と、自分が書いている時の思考の流れとを照らし合わせながらいろいろ長考していたのですが、ご指摘事項の原因のかなりの部分に「短編を書く時の癖が長編を書く時にも出ている」があるのかもしれない、と目下考えている現在です。

    自分は短編を書く方が得意ですし、評価も短編の方が好評なのですが……短編の情報の出し方は「オチで一気にひっくり返す」&「そのために、肝心なタイミングまで情報はできるだけ隠しておく」みたいな感じなんですよね(少なくとも私が書く場合は)
    それで、情報の提示タイミングが後に回りがちなのはあるかもしれません。
    指摘事項の中には、3章以降で真相が判明するものもいくつかあり(王家の人間に対するルネの態度の悪さもそのひとつですね……3章の終わりで「晩年ヴィクトールは暴君化し、ルネはそれを止められなかったことを悔いている」「ヴィクトールの元から逃れるために『不老不死の探求』を装って逃亡した」等の事情が出てきます)、このあたりの情報開示タイミングがよくない部分はあるのかもしれない、と思っています。
    あとは、一息つくタイミングが少ないのも短編構成由来の癖かもしれません。短編だと途中で息抜きパートを入れる余地はまずないので。

    個人的事情になりますが、最近別の方から、まったく別の件について別のルートから「短編の書き方の影響で、必要なポイントまで情報を伏せる癖がついてないか」という指摘をもらっていまして。
    異なる件について異なるルートから同時多発的に同様の指摘が来る、というのは過去にも経験があるのですが、そういう場合の指摘は非常に重要度が高いと思われるので、ちょっと真剣に対策を考えてみたいと思います。

    あらためまして、このたびは非常に真摯で丁寧なご感想をありがとうございました!
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