約3カ月ぶりの近況ノートです。毎週月曜日に公開していた「一膳飯屋 こはる 大奥分店」が今日完結しました。
公開の履歴をみると、第一話が2月3日からなので、大体10ヶ月半書き続けていたことになります。長い。
「大奥に連れてこられた少女が、料理を通して周囲と交流していく」というお話。事件も起こって、主人公の小春や、彼女の主人である巴は時に悩みながら自分の道を見つけていきます。
ただ、実は書き始めた時にはこんな話にするつもりはありませんでした。元々は小春を「料理の腕でトラブルを解決するヒーロー」みたいな役にするつもりでした。巴の出番もこんなに増やすつもりはなかった。なのに、後半は巴が第二の主人公みたいになって、小春はそれに寄り添っていく感じに。
いつも「キャラクターに任せる」書き方をしていたせいか、途中で迷走していた気がします。ざっとストーリーを見返せば一貫性がないし。心が折れそうだったことは何度あったことか。
それでも書き続けたのは、♡を押してくださっていた方々のおかげ。そして、「登場するキャラクター、彼女達のために考えていた話は書ききりたい」という想いでした。
至らぬところ、読んだ方から見れば様々あったと思いますが、今年の抱負である「長編を
書く」という目標は達成。何年も言い続けていたことなので、素直に嬉しいです。
また、今回の経験を元により良いお話を書いていけたらと思います。
改めて、読んで下さった方々。本当にありがとうございました。