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奴隷ローマ転生のtips 161話 そりゃ反対するよね百人隊長って話

さて、ダキア遠征準備最後のハードルである現場指揮官(百人隊長)らによる編入への抵抗。

本編では明言していませんが、当然ながらトラヤヌスらは通常の新軍団編成手順を踏襲し正規軍団の重装歩兵を銃兵へ異動させようとしています。
加えて、恐らく熟練兵を当てたいという思惑から、その中でも精鋭を選んでいるでしょう。

実は百人隊長らが抵抗している理由はここにもあって、要はこの移動命令は彼らにとっては「格下げ」を意味します。

と言うのもローマ正規軍は帝政期にはほぼ重装歩兵となっており、彼らを補助する弓兵や投石兵、軽装歩兵などは「アウクシリア」と呼ばれる補助戦力として編成され、その多くは属州やローマに下った周辺部族、つまり格下によって構成されていました。

そして今回新規に発生する銃兵は彼らの基準では盾を持たない軽装歩兵です。
しかも正規編成の一個軍団を編成するという全つっぱを行っていない関係で、名目上は正規軍団(レギオ)と随伴兵力されていますが、軍内部から見れば正規軍の前面に立たされる肉壁にしか見えないわけです。

その上戦列歩兵と言うドクトリンも彼らから見ればうっすい肉壁としか考えられません。

ここから前線指揮官級の百人隊長らが異動命令から読み取るであろうメッセージは
「急にローマの政変でドミティアヌスを擁立することになった。ダキアめっちゃ強いからお前らを属州兵と同格に格下げして養分にするわ。あ、ドクトリンもよくわかんないやつ試すから。ヨロ」
みないな感じです。

そら実利的にもプライド的にもそんな軍団に編入されるの抵抗するわ。

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