初めましての方、いつも読みにいらしてくださっている方、ごきげんよう。
九澄です。
今日はロゼの話をちょっとだけ。
ロゼ、今回もですが、ほんの数時間で数人分の服や靴、果ては小物の類までハイクオリティに作成してしまう腕前の持ち主……ではあるのですが、実は魔力で道具そのものに役割を割り振り、オートメーション化して作業を行っているので、実質的にロゼが行っているのは指揮者兼監督のみだったりします。
つまり手で裁断したり縫ったりしているわけではありません。
なので作業中のロゼの様子を覗き見ると、ハサミが勝手に布や皮を断ち、糸が勝手に縫い合わせ、色々なものが見る間に仕上がっていく、という不思議光景が展開されています。
ロゼはその中心で「違う、そこはもっと華美に」とか「もう少し袖を細く、腰回りはその程度、フリルを増やせ」とか、道具に命じているだけです。
もっとも、全てを自前の魔力とセンスで行っているので、そこは流石のロゼクオリティなのですが。
以上、小ネタでした。
それでは引き続き本編をお楽しみください。