さそうあきら氏のマンガの脚本部分にフォーカスした創作メソッド集。
さそうさんの漫画、どこかで見た漫画だなぁと思ってたら、多分モーニングとかで、かなり好きだった漫画家さんでした。普段漫画家さんの名前知らずに漫画読んでますけど、この人のささやかなエロスが、刺さるんですよねぇ。
「あ、あの作品もじゃないか!?」「あ、これ読んだことある!」って作品ばっかでした。
で、その人の創作術を、なんと、マンガで全て表現しています。
もちろん小説や映画の脚本にも使えるものですが、ものすごいことに、それをマンガで伝えています。
さそうさんは京都精華大学でマンガ学を教えてたんですねぇ。
京都は漫画をとても大切にする文化があって羨ましいです。
で、その時、「脚本概論」で教えてきたものをまとめて漫画にしたものだそうです。
「面白いとは何か」
「最後まで読んでもらうにはどうしたらいいのか」
「どこから始めるのか」
「問題の大きさと、量の関係」
など、Web小説家にも使えるノウハウやアイデア、インサイトに満ちた教えが読めます。
これ、何が凄いって、全部漫画でやりきったところなんですよねぇ。
漫画手法を駆使してる……。
んで、若い人が書きたがるファンタジーについて、ドキっとすることも書いてあります。
ただし、Save the Catなど、既存のシナリオ本からの引用や、強調もありますので、それを読んでから、「ああ、具体的にはこうつかうのか!」と読んだ方が楽しめることでしょう。
多分、たくさん勉強したんだなぁ。
でも……まあハリウッドの影響を受けているのは仕方がないのかな?