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前回までのあらすじ

1900年頃から何者かの主導により世界が制覇され、共産主義による理想郷ができたが、何者かによる信仰の編纂、多民族とそれを纏める「ネイション」の強制により、却ってノモスが相対化され、六十年ほどたって共産国家が崩壊、楽園時代の権威、それに対する忠誠、に基づく序列は残るただ、武断政治による仮想敵国はどこぞでまだ現役らしい。

手塚治虫『地球を呑む』モンテクリトスさんは土人と一応仲いい。でこっちの「報復としての交換の媒体による流通、法律、男性の破壊」の発案が1930年代後半、で実際の発動が1941年ころで終了するのが1960年代後半で、田中芳樹『銀英伝』のラグラングループの暴走が10年くらゐ。にゃー。このへんで何か。小川未明作品のいくつかで出る、いじめ~絶望的報復~世直し、といふもの。ラグラングループの軍隊は黒旗軍(ブラックフラッグフォース)といふが、小川作品では時々、最後に黒旗がなんか出る。

 なんか甲子夜話に、お侍が田舎で自然薯貰って帰る際に、従業員が持つ芋が鳶に奪はれ、「油げぢゃあるまいし芋って何になるんぢゃゴルァ!!」と叫ぶお侍へ、トンビが「ヒートロロ ヒートロロ」と言ったといふ話がある。ウビ(ヤムと呼ばれるトロロイモ)文化圏として交流が一切ないのにどう言ふ訳か南洋の某所メラネシアの辺に、雌鶏の雛が一羽ギギンボ(トロロ芋系 Gigimbo)に食はれたので、母鳥は鳶へお願ひした処、かかる猛禽は一応空中へ引き上げ落とすといふ報復を行ったただ、トンビBといふおまけによってなんか過剰な報復をされたため、食ふにいいやつと悪いやつの二つになった。といふディオスコレアとトンビの話がある。
ディオスコレア(トロロ芋の学名)の肉食。ガガイモを指す蘿藦(カガミ)は蛇身(かかみ)なりと吉野裕子説で。ほかヌカゴあるいはムカゴはサーペンタイン(蛇状)な植物としてのトロロ芋系を指す語。

 『世界はゲゲゲ』(水木しげる)に出る豪州のアボリジニの傳承へ取材した、ヤムの人へ「お前らはヤムなんだから地べたの下にゐろ」と言った精霊ロルウイさんの名前が違ふらしいのでぴゃっとググったら、豪州でのアボリジニさんは原始的な農耕をやってる可能性があった説はでた。で入植者がその耕作地を搾取したらしい。
 中尾佐助説では、ヤムを育てるそのお芋さん農耕文化(インドシナ半島のどっかが中心)が成立するんだかなんかの頃に、それを為した東南アジアの人がわんこと鶏と豚を伴って丸木舟でメソポタミアへ赴き、穀物のタネをおんどりゃっと撒いて動物さんを使って「ざっくり耕作地の植物」を育てる地中海農耕文化ができた。さういふ説の「イデオロギー化てふか」目印で里芋(タロ)が出さうなのだが、そこそこの「インド語」で芋を指すArumと言ふのが、タロイモ系の学名に使はれる程度にはローマ辺に実物込みで出回り、一世紀頃、麦関係のつなぎとしてぴゃっと使はれてぴゃっと消えたさうである。その地中海農耕文化圏のお百姓とそれの元祖説がある農耕文化の端くれをやってるところが皮肉な形で豪州の土人が畑みたいなのを作ってる土地を「よい耕作地になる」所としたといふ悲劇があったみたいなのである。

 アボリジナル文化が輪栽式、中耕作業 牛の舎飼ひ、牛の飼料の開発をやる可能性。そもそも豪州に牛がをらん。

蛇と雉ハーフが蜃と呼ばれる蛇になるとか、蛤の関係が燕とか蝙蝠とされる、「渡り鳥の言訳」

南蛮人 メディア露出担当、労組の会計でスパンでかいと本領発揮する系、正義の軍事担当系、一見すると大人しいけど後ろで操る人。
露出担当の人がセクシーダイナマイツなあおねいさんで、ハンドブラとかの恰好をしてをり、地球の普通の人間にやられ、死ぬ間際に
「私が今ここで死んだら、わが党は接着剤を失う。あと半年で良い、死神に待ってもらえたら」
とか言ってるのをなんかで踏みつぶすとか。あとキャラクターが
「黒旗軍の隊長が首席なんですか、その辺はパターン踏まないんですね」
とか謎の音楽学校の組長先生が陰謀を巡らせてるとか言ふなど。

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