みなさん、おはようございます。
昨日の更新で使った写真は、希望を感じてもらえるように――という想いから、月ではなく朝日を選びました。でも、本当はみなさんに、私の大切な「月」をどうしても見せたかったんです。
きっと、月という存在は——
眠れない夜を過ごす人にも、
胸がざわつく青春のただなかにいる人にも、
夢を追いかけている人にも——
どこか特別なものなんじゃないかなと思います。
「月が綺麗ですね」と伝えるために、
「月下の虎」と別れを交わすために、
そして、「牀前 月光を看る 疑うらくは是 地上の霜かと」
——そんなふうに故郷を思う時にも、月はそこにあって。
だから、私は月を家に連れて帰ってきました。🌕
空高くに輝くあの月ではなくて、
文字のすき間にそっと差し込む光だったり、
みなさんの瞳の奥で、ひっそりと輝いている月だったり——
そんな、小さくて、でも確かに心に寄り添ってくれる月です。
まぶしくはないけれど、人の気持ちにはとても敏感で。
眠れない夜にそっと寄り添ってくれたり、
こっそり誰かを好きになったあの時、
自分の気持ちを唯一知っていてくれた存在だったり。
あと少しであきらめてしまいそうな時、
もう少しだけ頑張ってみようかなって思わせてくれる、そんな理由になったりもして——
それから、私が買った月のランプもあるんです。すごくお気に入り。
ときには、小さな灯りひとつで、人は夜を越えていけるんですよね。
そして、私は思うんです。きっと、誰の心の中にも、「自分だけの月」があっていい。
孤独な時にも、くじけそうな時にも、
「月が綺麗ですね」って、誰かに伝えたいその瞬間にも、
その月はきっと、あなたのそばで、
言葉にできない気持ちを静かに守ってくれている。
それが、今日みなさんにお見せしたかった「私の月」です。
今は朝だけど……でも見てください。
私が撮った最初の月の写真、ちょっと太陽みたいでしょう?
この月が、あなたの心にもそっと届いてくれたら嬉しいです。
『音に、音はない。』をまだ読んでいない方がいたら、ぜひぜひ読んでみてください。きっと、あなたにとっていちばん美しい恋と成長の物語をお届けします!
第一話:
https://kakuyomu.jp/works/16818792435869696813/episodes/16818792435886705441第二話:
https://kakuyomu.jp/works/16818792435869696813/episodes/16818792435942889160どうか、素敵な週末をお過ごしください🌕☀️