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突然ですが……願わくば、誰もが「脚本通りじゃない人生」を生きられますように!

みなさん、こんにちは。

突然ですが……『転生林黛玉の憂鬱:死ぬ運命は変えられる?』という小説、いろいろ考えた末に、ここで完結とすることにしました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093094014820260/episodes/16818622177773159214

理由は三つあります。

①原作で次々と人が亡くなる展開は、もうこの物語では起こりません。
それぞれの運命は、もう十分に変わりました。
悪人は裁かれ、善人には報いがある。家の没収だって、ちゃんとやった。

②原作の後半四十回は、もともと曹雪芹《ソウセツキン》の筆ではありません。
私はその後半部分に共感できないからこそ、展開をまるごと変えました。
水増しするために百二十話にする必要はない。
家が没収され、林黛玉が大観園を出る――それこそが、この物語にとって最良の終幕だと信じています。

③この作品で描きたかったのは、「決められた悲劇」に対して立ち向かう力、逆境の中でも進む勇気でした。
でも、それはもう、じゅうぶん伝えられたと思います。

たとえば——
秦可卿は、辱められるのではなく、一人で自由に旅立った。
王熙鳳は、浮気されたけれど、堂々と離婚して前を向いた。
香菱は、売られ学びを奪われたけれど、自らそのチャンスを掴みとった。
賈政は、堕落した一族の中で信念を守り抜き、最後まで生き延びた。
そして林黛玉は、か弱い主人公ではなく、自らの力で店を持ち、大観園を出て歩き出した。

最後は、私の蔵書の一部の写真で締めくくりますね。

願わくば、誰もが「脚本通りじゃない人生」を生きられますように!

16件のコメント


  •  蔵書が……凄い!?
     難しい本だぁ……(*_*)
  • 難しそうな本を読まれるのですね。妖怪だけではなく中国の文化に興味があるのですか?
  • かみのみさきさん、この本たち……何冊あっても、この作品はやっぱり読み解けません~
    でも、実はこれで全部じゃなくて……取りに行くのがちょっと面倒で(笑)今日も素敵な一日になりますように!
  • 晶さん、こんにちは〜!
    そうでもないよ〜!っていうか、妖怪の話って、どこの国のものでも面白くて、つい夢中になっちゃうんだよね〜!
  • 栗パンさまの蔵書、壮観なものですね。
    しかも、神保町で高値が高そうなものばかり😆🤭

    いいなぁ。。。私は自分の財産だと思っていた貫禄ある多くの美術書たちを、パートナーがらみの二つの引越しで沢山失いました。悲しいくらいものが失われて。
    ですから私も、栗パンさまの黛玉の物語には心から共感しますし、黛玉やその他の女性たちのように、上を向いて明るく強く生きて行きたいです。しようもないお話、ほんとにすみません😅
  • ミラさん、こんにちは!

    今になってちょっと後悔してる気がします。
    ディズニーグッズをもっと買っておけばよかったな〜って。
    今あるものは、売るのも惜しいし、かといって置いておいてもあまり活用できてなくて……

    あと、日本で出版された本ってやっぱり高いですよね。

    上の一番大きい本と下のオレンジの本は中国の本なんですけど、すごく安いんです~その大きい本、実はもらい物で、見た目がすごく豪華だったから「お返しどうしよう!?」って焦ったんですけど、調べたら意外とお手頃でびっくりしました〜
  • 栗パンさま、分かります。日本の出版物は装丁がとても丁寧なので高いです。装丁の美しさに、日本の心を感じる時があるくらい。

    えー!あの大きな本、いただきもので安いのですか?!すごい。中の絵柄の印刷技術を手に取って見てみたいですよ。中国の書籍にもとても興味があります。

    神保町では、アメリカのDover出版のオペラスコアブックを年月かけて集めていました。もう今はありません🥹でも、心の中にあるからいいんです。
  • ミラさんがおっしゃる通りだと思うんですが、実は私、日本の本ってそこまで「見た目がすごく素敵!」と感じることは多くないんですね。

    高い理由も、たぶん部数が少ないからだと思っていて……特に学術書や古典系の本って、需要も限られているし、大量に刷ることがないので、どうしても値段が高くなっちゃうんですよね。

    でも、海外の本はデザインが凝っているものが多いし、大量印刷されているから価格もすごく安くて、内容も面白いものが多い気がします。

    そして、その一番大きな本も、後で調べたら5000円くらいで買えるものでした〜

    ミラさんが話してくれた本のことは、私はまったくの門外漢なんですけど(笑)、いつかミラさんに出会える日が来るよう、心から願ってます~!
  • なんや知らんけど、もう、気が済んだんですね?

    また、後から、追っかけまーす!!!
  • 風さん、こんにちは。

    たぶん自分の体調がすぐれなかったせいもあると思うんですが、無理やり書くような「意味のない展開」は、本当に書きたくなくて。
    昨日のあの一話、最後の一文は——
    私にとって、この物語の世界観にいちばんふさわしい「終わりのかたち」でした。

    風さんがそれを読み終えたあとに、少しでも何か、力になるものが残せていたらうれしいです。
  • 言い忘れてました!

    おめでとうございます!!!
  • 風さん〜ありがとうございます!
  • (´∀`*)ウフフ
    栗パンさんの蔵書フォト嬉しいです♪
    デジタルで皆さんと交流したり、気軽に読める良さはありますが、私はまだまだ紙派です。

    昨日「唐灯さんは雨が好きなんですね」とコメントいただきましたが、実は私、晴れ好き晴れ生まれ。雨は龍神様にちなんで好き、雨音で癒やされるタイプ──といった感じです⁠(⁠>⁠▽⁠<⁠)⁠ノ
  • 一翠さん、私も紙派なんです。
    好きな本は、やっぱり手元に置いておきたくて、必ず買っちゃいます。

    それから……ほんとに“一翠さんらしい”なって思いました。
    晴れの日が好きなのに、雨の音も好きだなんて。
    なんてロマンチックなんでしょう!
  • 紅楼夢の表紙のイラストが雰囲気ありますね
  • はい、凛花さん、もともと伝統的な古典小説ですしね。『紅楼夢』のために絵を描いた昔の文人たちも、実はたくさんいるんです。そのため、表紙の多くは古人の手による絵が使われています。
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