久しぶり!クリです!
最近「栗劇場」の更新が止まってたのはね、
ママの脳内が猫島100%になってたからなのです〜〜〜
僕の出番? ほとんどなかったよ!
(カボチャ様:でも僕の物語に出てきたじゃないか!
クリ:それはちょっと違うの!あれは異世界の話だもん!)
というわけで!僕も今日、語らせてください!
異世界ストーリー2.0!!
1.0はね、去年の誕生日。
パパが変な山を選んで、ホテルでお祝いしたはずが――
急斜面、謎ルート、笑いと絶望のオンパレード!
「栗あんの話し」第10話をチェックだよ↓
https://kakuyomu.jp/works/16818093089720065461/episodes/16818622170436316302そして今日、ついに2.0!!
僕の2歳のバースデーなのに、またもや事件の予感。
……僕ね、パパがわざとやってるんじゃないかって、ちょっと思ってる。
◆朝
パパ:「クリ。今日は火山の山頂に行くぞ〜!ペット専用のロープウェイもあるぞ!」
えっ……僕はただ草地でゴロゴロしたいだけなんだけど、
そこまで言うなら……まぁ、行ってやらんこともない。
出発!!
……で、やっぱりパパだった。選んだのは雨の日。
(パパ:それは僕のせいじゃなくて、天気のせいだよ!)
車に乗って進むにつれて、道はもう完全に異世界転生ルート2.0。
霧で前が見えない。右も左も木。
どのカーブから異世界生物が現れてもおかしくない。
でも去年よりはマシだったよ。
道幅は広いし、左右は全部森。万が一車が飛び出しても、たぶん木に当たるだけ。
ふと思ってたら――
突然、透明の妖怪が出現!!!ああああああ!!こわいこわいこわい!!!
(ママ:ちょっと!それはただの透明レインコート着たおじさんよ……じっと立ってただけだし……(こわ))
その後も謎イベントが続いた。
道路の真ん中に、謎の鳥。
僕たちは彼が飛び立つのを待った。
そして再びの視界ゼロの霧2.0。
なんとか目的地に到着。
◆下車
ロープウェイの乗り場まで歩いただけで、
僕の可愛いバカンス服が半分ぐらい濡れたんだよ!
(パパ:いやいや、せいぜい1/3だってば!)
乗り場でのんびり待って、ようやく僕のペット専用車両が到着!
でもね、乗ってみたら……僕よりうるさいおじさんがいて、1分も黙らないの!
(パパ:あれはガイドさん!失礼だぞ!
ママ:ていうか、あなたもずっと何か食べてたじゃない……)
4分間のロープウェイが、犬生で一番長く感じた。
そしてようやく到着して、僕は元気に走り出した!
でもさ、思い出して?
乗る前、パパこう言ってたんだよ。
「小雨って風情があるよね〜」
で、降りた瞬間――
まさかの嵐!!
ほらね、やっぱりパパだよ。
パパ:「次のペットカーは40分後だから、ちょっと歩こうか〜」
そして、勇敢な僕とママは傘を差して出発。
……でもね?
嵐って、真横から来るんだよ。
僕の頭がびしょ濡れ、傘に入りたくても足が魂ごと前に突っ走る〜〜〜!止まらない〜〜〜!!
そして出発から5分後。
ママ:「……やっぱ駅(売店)戻って、なんか食べない?」
食べる!?それなら行く!
僕は即Uターン、ママを全力で引っ張って戻る!
でもね?
パパはまだ写真撮ってて、歩くの遅いの!
しかたないから迎えに行ってあげたんだよ、まったくもう。
そして売店に着いた瞬間、
ママが一番にやったこと、僕はしっかり見た。
スマホで「犬用レインコート」を検索→購入。
パパはまだニコニコ写真撮ってたけど、
僕の服、全身びっしょりなんだよ!
で、ママが濡れた服を脱がせてくれたけど――僕、寒くないよ?なぜって?
売店の真ん中に、なぜか真夏に石油ストーブがついてたから!!
……ほんと、今日のパパのセレクト、謎すぎる。
◆そして帰り道
ママは突然言った。
「時空震さんって、滝が好きなんだよね〜
この近くにもあるらしいから、行ってみようか!」
まぁ、その頃は雨も少し弱まってたし、僕も許した。
が――
完全に忘れてた。今は異世界2.0。
滝なんて、見えるわけがない。
立ち尽くす僕。
待つ僕。
でも……お?
おおお!?霧が一瞬晴れた!!滝が見えた!見えた見えた見えた!!!
テンション爆上がり!スピン!ジャンプ!全力感動!!!
でもね、すぐに霧、カムバック。
やっぱり異世界の滝は、1分しか見せてくれないんだよね。
これが今日の、僕の異世界バースデー冒険記2.0!
写真は、今夜8時の猫島でお披露目〜🎂✨
なにやら、猫島でも僕の誕生日特別回らしいけど……
ママ、まだ一文字も書いてないってよ?!?!
今アップしたのは、異世界の滝――駒止の滝!