今日は、ついに芍薬が咲きました!
スマホでパシャッと撮っただけ、まったくの無編集。なのにもう……すっっごく綺麗!
以前書いた小さな童話詩では「先に咲くのは牡丹かな?」なんて思っていたのですが、
今年はやっぱり、芍薬の勝ちでした(笑)。
この鉢の芍薬は、育て始めて三年目。
去年も一昨年も、まったく咲かずにじっとしていたのに……
ついに!ついに!今年は見事に花を咲かせてくれました。
ほかの二鉢も、もうすぐ咲きそうな気配。ふふふ。
牡丹は今年我が家に迎えたばかりで、まだ植え替えたばかり。
咲くかどうかは、ちょっとした運とお楽しみ、ですね。
芍薬という言葉が文献に初めて登場するのは、『詩経・鄭風・溱洧』だと言われています。
「維士与女,伊其相諑,贈之以芍薬」
(──一人の男と一人の女が出逢い、言葉を交わしながら戯れ、やがて、彼は彼女に──芍薬の花を一輪、贈った。)
──戯れの中にも、ほんの少し、心が通っていたのかもしれませんね。
ちなみに芍薬の根は漢方でも使われていて、「白芍(びゃくしゃく)」という名前で知られています。
鎮痛、鎮痙、瘀血除去、通経など、女性に嬉しい効果があるとか。
そして、拙作『転生林黛玉の憂鬱:死ぬ運命は変えられる?』の世界にも、芍薬はちゃんと登場しています!
黛玉ちゃん、実はすでに芍薬畑を持っているんですよ〜(第27〜28話にて)
第46話では、私は芍薬をこんなふうに紹介していました:
・芍薬シャクヤク(じわじわ系の情熱お嬢様)
おっとり顔のクセに、内心フルスロットル。
まだ蕾なのに蜜を分解し始めるせっかち体質。
気温にうるさく、ちょっと暑いと「今日は気分じゃない」と蕾に戻る。
──でも、そんな芍薬嬢が!今日はついに開花!
ああ、なんて美しい……
いま私の心の中は、完全に「情熱お嬢様」一色です!
芍薬の美しさと、この胸いっぱいの喜びが、画面越しのあなたにもそっと届きますように。
