観てきましたー。
前回、予告編で気になってた映画です。
原題はthe accountant.
会計士なんですが、
確かに横文字のほうが印象に残りますものね。
昼は地味だけど、
裏社会の資金洗浄も引き受ける
凄腕会計士。
夜は凄腕スナイパー。
そんな予告編にキュンとして、
堪らず観ることにしたんですが、
自分の直感を信じて良かったです。
序盤は数字だらけで
ちょっと頭が痛くなったり
飽きそうになりましたが、
話が展開するにつれワクワクが止まらない。
自閉症を抱えた主人公と
彼を支えた家族の物語が、
ところどころで挿話されるんですが、
それも巧みな伏線になっていて、
ラストで全てがストンと落ちます。
やっばい、もっかい観たい。
と久々に思いました。
(君の名は。でさえ1度で充分だったのに)
あぁ、でも、
やっぱりそうだよね、という伏線は
早々にわかってしまいましたけど。
敵方が実は…なところは、
案外わかりやすい作りだと思います。
ここだからカミングアウトしますが、
実は私も
自閉症スペクトラムか、
アスペルガーに分布するであろう
発達障害の人間です。
対人は昔から苦手だし、
こだわりは強いし、
生きにくいと感じることも
ままありますが。
今は仕事もしているし、
(真っ当でない職業ですが)
それなりには生活できています。
健常者を基準にするなら、
出来ていないことばかりかも知れません。
映画中に、
実はその基準のほうが間違っていたら?
という、
神経科医の問いかけが出てきますが、
それは発想の転換でびっくりしました。
基準なくおおらかに見れば、
確かに突出した個性、
で済んでしまうことなんですよね。
あいつとは付き合いづらい、
と言われてしまいますけども。
後ろ頭をスコンと殴られた気分です。
私が発達障害の診断を受けた病院では、
障害者側が一般に合わせる訓練をしていました。
スキルアップには必要なことですが、
どちらもそれなりの歩み寄りが必要ではないか、
と今は思います。
突出した個性があるから、
自閉症やアスペルガーの方の中には、
各分野で活躍し、
著名になった人もいます。
もちろん一握りの人ですけど、
世間がそれを才能と言うなら、
苦手なことが多いぶん、
贈り物を持っているなぁと感じます。
私は今、
自分の第六感的直感と、
自分のこれまでの経験を信じて
何とか自立しています。
障害があるから特別なわけじゃなく、
自分も持っている要素だからこそ、
より主人公の気持ちがわかる気がしました。
次はラ・ラ・ランドか、
モアナを観たいと思います。