警察が被害者のスマートフォンの履歴を調査したところによると、被害者の死亡推定時刻付近でマッチングアプリ「ぷりぱる」がアンインストールされた形跡があった。
被害者は死亡前の電車に乗っている段階から「ぷりぱる」にログインしていたほどのアクティブユーザーであり、唐突にアンインストールされるのは不自然である。
その不自然性から、警察は「ぷりぱる」関係者に対する徹底した捜査を行った。科学捜査研究所の立ち会いのもと、現場に落ちていた一本の髪との照合が行われ、捜査線上にあがった被告人のDNAと一致した。この検出方法も信用するに値する。
被告人はマッチングアプリをきっかけに知り合った被害者を一時的に高ぶった自己の感情に基づき殺害した。非常に身勝手な犯行であり、犯行後自身の犯行を隠蔽する目的で被害者のスマートフォンに工作を施すなど、犯行態様は極めて悪質である。
よって、検察の求刑通り拘禁20年に処する。
GAME OVER.