こんにちは、こんばんは、雪村ことはです。
今夜から、異世界奇譚の第五章が始まります。
章題は「朱雀の遺灰」です。前回の近況ノートでは伏せていました。幕間四をお届けしている四日のあいだは、そちらに集中していただきたかったからです。
第五章は今までと違い三編に分かれています。今夜からの八話が最初の編で、8/29まで毎晩お届けする予定です。
幕間が終わってから空いていた三日は、お伝えしていたとおり第五章の手直しに充てました。頭から読み返しては直し、直してはまた読み返していました。おかげで、今夜からのぶんは自分の中で一度きちんと通ったものになったと思います。
ここからは、読み始めていただく前に、二つだけ。
ひとつは、この章の重さについてです。何度もお伝えしておりますが、第四章から第五章にかけてがこの物語のいちばん重い区間になる、と以前から書いてきました。今回は、そのとおりの章です。読んでいて楽しい区間ではないと思います。それでも、ここを通らないと物語が先へ進めないと思っています。
もうひとつは、語り口のことです。三つの区切りで、文章の質感を変えているつもりです。声が変わっているというイメージで書いています。ちなみに、しばらく鳳来から離れた場所で話が進みます。戸惑わせてしまうかもしれませんが、読み進めていただくうちに、なぜそうしたのかが分かるようにしたつもりです。
幕間四の四話には、それぞれ♥をいただきました。ありがとうございます。三日空けているあいだも待っていてくださった方がいたのだと思うと、ここからの区間をきちんと書き切らなければと思っています。
それから、ここで一度お伝えしておきたいことがあります。
★や♥をいただいても、私はこれまで近況ノートでお礼を書いてきませんでした。押してくださった方には、こちらが気づいていないように見えていたと思います。申し訳ありません。
気づいていなかったわけではなくいただいたことは、そのつど分かっています。ただ、皆さんは★や♥のために読んでくださっているわけではないと思っていましたし、読んでいただけていること自体が嬉しくて、私のほうがそこで満ちてしまっていました。
嬉しく思っていることと、それをお伝えすることは、別のことでした。ほかのお話にも★をいただいています。遅くなりましたが、ありがとうございます。
それでは、今夜から第五章「朱雀の遺灰」です。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
雪村ことは