• 異世界ファンタジー

第十六話 喪親《そうしん》 を公開しました

およそ五十日のご無沙汰でした。
お待たせして大変申し訳ございませんでした。
お待ち頂いた皆様へ最大限の感謝を。
これより再開致します。


人は、何度でも別れを経験する。

幼い頃に失ったもの。
大人になってからようやく気づくもの。
そして、もう取り戻せないと知ったときに、初めて重みを持つもの。

親族とは、何なのだろうか。

血の繋がりか。
共に過ごした時間か。
それとも、最後まで言えなかった言葉か。

戦場では多くの命が散った。
だが、それは武人だけの話ではない。
守るために立ち、愛するために耐え、失ってなお前を向いた者たちがいた。

喪うことは、終わりではない。
喪ったからこそ、背負うものがある。

墓前に集う者たちは、剣も魔法も持たない。
ただ、それぞれの記憶を携えて、故人を語る。

それが何よりの弔いになると、信じて。

――第十六話『喪親』
語られるのは、親愛なる者たちの物語。

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