木谷日向子

現実で感じたことや起きたこと、または空想の世界で感じたことや起きたことを、短歌として表現します。 みじかい言葉から、様々な色や質感、においを感じていただけたら。

「永遠を糸で縫い留めて」で詩の連載を一度完結させました。ですが、大切なひとの死をきっかけに、また詩を書きたい気持ちが生まれたので、すこしずつ思いついたときに書き置かせていただきま…

暑い夏、一番お世話になったのは冷たい氷でした。

　2025年5月末、東京都美術館に足を運んだ私は、開催中の特別展、「ミロ展」の中へいざなわれた。　　　 抽象絵画に興味がなかった私だったが、展示作品を鑑賞するごとに、…

4月末に行ったSOMPO美術館で行われている「藤田嗣治　7つの情熱」展の感想です。

noteの企画で書かせていただいたものです。 　３月３１日が坂本真綾さんのお誕生日なので、記念にこちらにも掲載させていただきました。 　真綾さんとの出会いから現在までの、…

　2025年に公開された劇場アニメ「ベルサイユのばら」。作品と出会った高校生の頃の思い出や、大好きな物語とオスカルへの愛。映画の感想をエッセイにしました。

　約２０年ぶりに再会した、小学校メンバーとの再会と、小学校時代の思い出を綴ったエッセイです。

コロナ禍の2020年に自分にできることを考え、毎日感じたことを詩に綴ろうとはじめました。 現在はライフワークのようになっており、自分で日々感じたことを言葉にして紡ごうと日記のよう…

　箱根の山に住む白銀の髪を持つ老人・高虎は、ある日、いつもの帰り道を歩いていると、道に胎盤ごと捨てられた血まみれの赤ん坊が捨てられているのを発見する。 　その赤ん坊は洗ってやると…

2025年 カクヨムコン10　現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門 最終候補作品

ゆず（1）マンチカンとペルシャのミックス。オス。毛の色はクリームタビー。 なお姉ちゃん（15）ゆずの飼い主であり、ゆずのお姉さん。

夢の中で見た映画のようなファンタジーを、何とか小説で再現できないかなと、筆を執りました。自分でも何故この話が生まれたのかわからないので、不思議な感覚です。

おじいちゃんと少年が入れ替わるラブコメです。

薬売りの少年・一橋葉牙助（いちはしはがすけ）は、兄・十護郎（じゅうごろう）の作った薬を売りに江戸周辺の里を行脚（あんぎゃ）していた。 帰り道に「影虎（かげとら）」という名前の辻斬…

　ドイツのしずかな土地で生まれた双子の弟、リヒトとルドルフ。ふたりは互いがいなければ成り立たないほど仲の良い兄弟だった。 　ある日の晩、目覚めてしまったリヒトは、いつも隣りで眠…

　海軍司令官のジークフリート・アドルフ（２５）と海軍兵、アルべリヒ・ベルツ（２５）は船で船員を連れ、ライン川のローレライ岩付近を走っていた。ジークフリートとアルべリヒは同じ田舎村…

ある春の宵、私の家に迷い込んできたのは愛らしい猫だった。 だが、普通の猫と2点違うところがあった。 それは、辻ヶ花の着物の柄を持つ毛並み。そして、箏の鳴き声をしていることだったー…

　生命保険会社に勤務する星海（せいかい）は、発達障害を抱えるせいで仕事がうまくできなかった。先輩社員である真帆（まほろ）にそのことを打ち明けると、物語を作る才能があるのではないか…

２５歳の小学校教師である河谷奈帆斗は、幼い頃からの夢であった少女漫画家になるという夢を諦めて日々を送っていた。そんな時奈帆斗の幼馴染であり、少女漫画編集者である太田誠が彼の前に現…

　大正時代、鎌倉。 　ヴァイオリン弾きの少年、瑛太は四人兄弟の中でひとりだけ音が上手く奏でられないことに悩んでいた。 　そんな夜、海辺へひとり向かうと、うつくしい人魚の少女が現れ…

　木を売ることを生業にしている村人の兄弟・加賀良（かがら）と阿木弥（あぎや）。 　ある日、夕飯の席で加賀良は阿木弥から、別の村の女を好きになってしまったと打ち明けられる。 　気に…

児童文学の講座の課題で書いた物です。「ひょっとしたら一日で忘れてしまうようなこと、大好きなアニメを見たら解消するようなこと、そんな一過性の気持ちの揺れではあるけれど、「その瞬間」…

帰り道にkokiaさんの歌を聞いていたら急に頭の中にイメージが湧きあがって、帰宅してからパソコンに向かって１０分くらいで書き上げた短編小説です。

吉野紅子(17)華族のお嬢様 溝口かや音(15)浮浪児 清田正夫(50)家令 霧峰吾両(20)使用人

山田陽子（１８）山田道場の長女 車谷朔哉（１９）山田道場の門下生 山田三蔵（５８）山田道場の師範・陽子の父 門下生１ 門下生２

梗概 　北海道の札幌の道路にスケッチブックを持って立つ武田明日香（１７）。スケッチブックには「最北まで連れて行ってください」と書かれている。彼女の目的は日本の最北の地、宗谷岬まで…

学生時代に書いた拙いレポートです。青磁と白磁への愛を綴っています。